腹巻きとショウガ紅茶で胃を温めれば糖尿病の予防・改善にもつながる

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胃が冷えるとボケやすくなる!

私たちは、食物として取り入れた栄養を、消化・吸収することで生命を保っています。その消化・吸収をつかさどる器官のいちばん上にあるのが、胃です。

例えば、植物は根から栄養を吸収して生きており、根がなければ枯れてしまいます。その根の役目を果たしているのが胃であり、まさしく消化・吸収活動の要といえるのです。

このように、栄養の受け入れロである胃が冷えていると、さまざまな体の不調が起こり、病気になりやすくなります。

胃が冷えると、血管が縮んで血行が悪くなります。すると、ストレスホルモンが分泌され、胃潰瘍になりやすくなります。

また、胃が冷えれば、そこにあるべき血液や熱が体の上部に移動し、血圧が高くなります。のぼせや息苦しさ、肩こり、吐き気、イライラなどの諸症状も起こるでしょう。

胃が冷えて働きが衰えれば、適正な食事量を判断できなくなり、肥満の原因にもなります。

実は胃からは、グレリンという重要なホルモンが分泌されています。グレリンは空腹になると分泌され、胃から血中に入って、脳の記憶をつかさどる海馬(かいば)という部分の血流をよくします。

そして、どうしたら空腹を解消しようかと知恵を働かせます。ライオンも、空腹時に知恵をめぐらして狩りをします。人間も、かつてはそうでした。

ところが、現代人は、1日3食とるのがあたりまえになり、空腹を感じることがありません。すると、グレリンの分泌がへり、脳も活性化せず、ボケにつながります。また、胃が冷えることで、さらにホルモンが分泌されにくくなり、海馬の働きも悪くなります。

インスリン分泌は胃を温めるほど向上

このように、胃を冷やすことは、体に多くの弊害をもたらします。実際、胃炎、胃潰瘍、胃ガンといった胃の病気を発症している患者さんたちに尋ねると、ほとんどの人が冷たい食べ物や飲み物が好きだと答えます。

こうした病気にかかりやすくなるのは、冷たい物を摂取して胃を冷やした結果、血流が悪くなり、胃液に対する防御機能が落ちたのが原因でしょう。ご存じのように、胃液は強酸性で、その酸から守るために胃壁の内側の粘膜から粘膜液が分泌されていますが、その粘膜を守る防御機能が低下してしまうのです。

そこで、日ごろから胃を温めるべきです。

胃を温めるのに東京江東区イシハラクリニック院長の石原結実先生が第一に勧めているのが、腹巻きです。たった1枚おなかに巻くだけで、24時間、胃を温めることができ、血行をキープできます。

胃を腹巻きで温めれば、同時に、胃の真にある膵臓も温めることができます。膵臓からは、血糖をコントロールするインスリンというホルモンが分泌されていますが、温まるほどインスリンの分泌はよくなります。したがって、腹巻きは、糖尿病の予防・改善にもつながるのです。

腹巻きに使い捨てカイロを入れれば、さらに効果的です。

胃を温めるには、ショウガ紅茶も効果的と石原結実先生は言います。紅茶に、黒砂糖と、すりおろしたショウガを入れて飲めば、すぐに胃の中からポカポカと温まってきます。

このように温まるのは、ショウガに含まれているジンゲロンやジンゲロールという成分の働きです。これらの成分には、血管を拡張させる働きがあるので、血行がよくなり、温まるのです。加えて、ショウガには、胃腸の消化・吸収能力を高める作用もあるので、胃の調子を整える飲み物として最適です。

ちなみに、胃にいい食べ物といえばキャベツが有名です。これは、キャベツにはビタミンUが含まれているからです。

実際に、胃潰瘍にも効くことが実験で証明されています。

1948年、アメリカのスタンフォード大学・外科のチェイニー教授が、ヨーロッパの民間療法で、キャベツの汁を飲んで胃潰瘍を改善する方法を知り、手術ができない重症患者に試し、全員がよくなりました。

胃の調子の悪い人は、キャベツをみじん切りにして、適量のカツオ節としょうゆをかけて、毎日食べてください。胃の調子がよくなるはずです。

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