「ゴキブリ体操」は最もシンプルで、効果を感じやすい、理にかなった運動

dan27

ゴキブリ体操は大変優れもの

世の中が便利になればなるほど問題になってくるのが、運動不足です。

運動不足が続くと、肥満をはじめとした生活習慣病につながり、便秘、頭痛、肩こり、腰痛なども起こりやすくなります。

そうした運動不足の解消法として、東京ボディビル連盟副理事長の石崎光子先生が、ボディビルディングの指導を続けてきた経験の中で考案したのが、「フレッシュ体操」なのです。

フレッシュ体操は、ひと言で言うと、筋肉や関節を柔らかくするストレッチと、体形を引き締めるエクササイズを組み合わせた、有酸素運動です。これまでに、カルチャーセンターの体操教室などで、多くの生徒さんに指導してきました。

体操のメニューは、部位別や症状別で50種類以上に及んでいますが、その中でも、レッスンメニューに欠かせないのが、「ゴキブリ体操」です。

妙なネーミングですが、ゴキブリがひっくり返って、足をモゾモゾ動かしている姿に似ていることから、こう呼ばれています。かれこれ30年以上メニューに入れています。

その名前とは裏腹に、ゴキブリ体操は大変優れものです。ゴキブリ体操を行うと、全身の筋肉の緊張がほぐれ、血流が一気によくなるため、それが疲労解消や健康維持に役立つのです。

プロポーションの向上にも役立つことから、特に女性にはお勧めです。

生徒さんの一人、64歳の女性も、20年以上にわたってゴキブリ体操を続けておられます。現在も体の柔軟性は驚くほどです。体形や肌など、見た目は40代にしか見えません。

石崎先生本人も、実は30年以上、ほぼ毎日ゴキブリ体操を続けています。69歳の現在は、身長が162cmで体重が50kg。20代とほとんど変わらない体重を維持しています。

たった1ポーズで腰痛、肥満に効く!

ゴキブリ体操の一番の長所は、たった1ポーズで全身の血流が隅々までよくなる、ということです。

日常生活では通常、手足は心臓より低い位置にありますが、その位置を一時的にでも高く上げることで、下にたまりがちだった血液が流れます。石崎先生は、長年のフィットネスの経験から、健康のキモは血流だということを知っています。血流がよくなれば、全身の代謝が上がり、肥満の解消にも役立つわけです。

皆さんも一度やってみるとわかりますが、ゴキブリ体操の姿勢を取ろうとすると、意外と足が上がらないことに気付きます。できるだけ上げるように心掛けることで、おなかや腰の筋肉が使われ、下半身のシェイプアップにつながるのです。

さらに、その姿勢で手足を振動させることで、末梢の血液循環もよくなります。だから、冷え症の人はもちろん、腰痛やひざ痛がある人も、この体操を続けると症状が改嘗されていくのです。

最もシンプルで効果も感じやすい

ゴキブリ体操は、無理に長い時間行う必要はありません。30秒~1分行えば十分。短い時間でも毎日続けることが重要です。

肩や太ももに力を入れ過ぎず、リラックスして行うことがポイント。息切れしてしまう人は、力を入れ過ぎている証拠です。終了時に体が軽く感じるくらいがちょうどいいのです。

心臓より高い位置に手足が上がっていることが大切なので、ひじとひざを少し曲げて、手足を振動させても構いません。ただ、床に対して太ももの上げ方が不十分だと、腹筋に力が入り過ぎて逆に負荷が過大になってしまいますので、その点は注意しましょう。

「マッスルコントロール」による引き締め効果

ボディビルの世界では、「マッスルコントロール」という、筋肉の緊張と弛緩を意識的に制御する技術を習得しますが、ゴキブリ体操にも、それを応用することができます。

例えば、もしあなたが、「おなかを引き締めたい」と思っているなら、ゴキブリ体操をしながら、「今、おなかに効いている」と意識しながら手足を振動させてください。これもマッスルコントロールの一つです。こうすることで、より高い引き締め効果を得られるのです。

これまで、数ある健康法をたくさん見て試してきましたが、ゴキブリ体操は最もシンプルで、効果を感じやすい、理にかなった運動だと思います。ぜひ皆さんも、今日から始めてみてください。

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