片頭痛の人には和食が最適!毎日の生活リズムにも注意

005

生活リズムが乱れると片頭痛が起こる

脳過敏症候群による耳鳴り(頭鳴)やめまいを防ぎ、改善に導くには、脳を興奮させない日常生活を送ることがとても大切です。脳過敏症候群の根本原因である片頭痛持ちの人は、ささいな刺激に対して脳が敏感に反応し、興奮しやすいという性質があるためです。

片頭痛持ちの人は「変化に弱い」という特徴があります。季節の変わりめや、天候の変化に対して脳が敏感に反応し、頭痛を招いてしまうのです。

そこで、この記事では、東京女子医科大学客員教授の清水俊彦先生による、脳過敏症候群の根本原因である脳の興奮を鎮めるための、予防策と改善策を紹介しましょう。

一つめは、毎日の生活リズムを同じにすることです。平日は、仕事や家事に追われて忙しく過ごし、休日は朝寝坊をして日中はダラダラ、ゴロゴロ過ごす。こういった生活をしていると、平日と休日の生活リズムに落差が生じ、その生活リズムの変化によって片頭痛が起こりやすくなります。

要するに、週末や休日もだらけすぎずに適度な緊張感を持って過ごすことが大切で、買い物に出かけるとか、友人と会うといった軽めの計画を立てて、実行するようにしましょう。

マグネシウムやビタミンB2が有効

2つめは、食生活に気をつけることです。栄養バランスのいい食事を1日3回とるのが基本です。特に、朝食を抜くと血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が下がりすぎて脳の血管が拡張し、片頭痛が起こりやすくなることがわかつっています。

最近では頭痛の研究が進み、片頭痛の予防や改善にいいとされる栄養素があることもわかってきました。とりわけ、マグネシウムとビタミンB2は、片頭痛の予防や改善に有効とされています。

マグネシウムには、血小板からのセロトニンの過剰な放出を抑える効果があるとされています。そのため、マグネシウムが不足すると、少しのストレスでセロトニンが過剰に分泌されて脳血管が拡張し、片頭痛が起こりやすくなります。

マグネシウムを豊富に含む食品には、豆腐などの大豆食品、ヒジキ、ゴマ、ホウレンソウ、玄米などがあります。成人の1日の摂取目標である300mgをとりましょう。実は、片頭痛の患者さんの約半数は、血液中のマグネシウムが不足しているという傾向があるので、ぜひ摂取したい栄養素です。

ビタミンB2は、脳の血管を健全に保ったり、脳の興奮を抑えたりするのに有用な栄養素とされています。ビタミンB2を豊富に含む食品には、イワシ、レバー、ウナギ、牛乳、卵、納豆などがあります。こちらは、1日200mgとるのが適量とされています。

なお、ビタミンB群には、B2のほかにも、B1・B6・B12など、さまざまな種類があり、相互に補い合って作用を発揮するため、B2だけでなくB群をトータルに含む食品をとるのが最適です。ビタミンB群はマグロ、鶏肉、豚肉などの食品に豊富に含まれています。

そのほか、カルシウムは脳神経を落ち着かせて脳の興奮を抑えるのに役立ち、食物繊維にはコレステロール値を低下させて血管を健全に保つ働きがあるので、積極的に補いましょう。

これらの栄養素は、一般に和食で使われる食品に多く含まれているので、片頭痛の人には和食が最適であるといえます。

血管を拡張させる食品は要注意

一方、片頭痛や脳過敏症候群の人は、一般に健康にいいとされる食品を摂取すると血管が広がって頭痛を誘発し、結果として脳過敏状態を招きやすいので注意が必要です。

例えば、血管拡張作用のあるポリフェノールを含んだ赤ワインやチョコレートです。ほかにも、柑橘類やチーズには、血管を拡張させるチラミンという物質が豊富です。

このような食品を口にすることで、必ず片頭痛が起こるわけではありませんが、片頭痛や脳過敏症の悪化を防ぐには、食べる量や回数または、これらの食品を重複して摂取するのを控えることが大切でしょう。

スポンサーリンク


  • このエントリーをはてなブックマークに追加