ユズジュースが糖尿病に効果のある薬に変身

dan53

薄上発酵技術研究所所長の薄上秀樹さんの体験談です。

食生活は大いに乱れていた

私が糖尿病になったのは、51歳のとき、かれこれ5年前のことです。

会議の休憩時間にトイレに行こうと足を踏み出したところ、私は転倒してしまいました。足に手をやると、まったく感覚がなく動きません。靴下を脱ぐと、筋力がなくなったかのように、足の親指がブラリと垂れ下がっていました。

病院に行き、検査を受けたところ、血糖値が689mg/dl(正常卓は110mg/dl未満)もあり、糖尿病による下肢マヒと診断されました。

当時の私は、単身赴任をしており、食生活は大いに乱れていました。身長163cmに対して、体重は70kgもあったのです。

食事療法で血糖値が急激に低下

まず、私は体重を減らそうと思い、食事療法とプールでの歩行運動を徹底的に行いました。すると、約1週間で足の指先の感覚は戻りました。

体重は、約3カ月で60kg近くになり、血糖値も食後で200mg/dl前後になりました。

こうなると人間、欲が出てくるものです。主治医の「糖尿病は絶対に治りません。友達のように上手につきあいなさい」とい、言葉も忘れ、なんとしてでも完治させようと、文献を読みあさり始めました。

そして、主食を玄米に替え、具だくさんのみそ汁に、おかずはレバーやカキ、レモンなどを取り入れた食事にしたのです。すると血糖値は急激に低下し、ほぼ正常値で安定したのです。

ビタミンとミネラルを総合的にそろえることがポイント

血糖値は安定しましたが、私はここで再び血糖値を上げることにしました。というのも、具体的にどの食品が、糖尿病に対して最も効果があるかを知りたくなったのです。

こうして、食生活を再び不健康なものに替えて、血糖値が250mg/dlになったところで、私は実験を開始しました。

血糖値を下げるのに有効といわれているカキ、レバー、レモンを、それぞれ間隔をあけて一定期間食べて、血糖値の変化を比較したのです。

実験前、私は亜鉛とクロムを豊富に含むカキがいちばん効果があるのではないかと思っていました。しかし、予想は外れ、血糖値を最も早く降下させ、持続時間も長かったのはビタミンB6を含むレバーで、次にビタミンCが豊富なレモン、そしてカキという順になりました。

ところが、カキとレモンを一緒に取った場合は、血糖値を下げる働きや持続時間ともに、レバーよりも優れているのです。

やはり、ビタミンとミネラルを総合的にそろえることが、糖尿病の改善を促すポイントになるようです。

そして、血糖値を下げるのに必要なビタミン、ミネラルを最も効率よく摂取できる食品として、私が新たに注目したのがユズでした。

ユズは糖尿病の改善に必要な成分の宝庫

それまで私は、レモンこそ、ビタミンCを豊富に含むかんきつ類の王様だと思っていました。ところがある日、ユズはレモンの倍近いビタミンCを含むことを知ったのです。しかも、ユズはビタミンA・B6を含み、なおかつ種には、亜鉛、クロムなどのミネラル成分も含まれています。

つまり、ユズを食べれば、それだけで糖尿病の改善に必要な亜鉛、クロム、ビタミンB6・Cがそろうのです。

私は、ユズが糖尿病の特効薬であることを証明するため、毎日、血糖値を測定しながら、1日3回、ユズジュースを飲むことにしました。

その結果、250mg/dlあった血糖値が、7日で100mg/dl前後まで下がりました。これには、驚きました。

なお、私はユズをまるごとジュースにして飲みました。しかし、このジュースは苦味が強くて、非常に飲みにくいです。まさに「良薬口に苦し」といったところでしょうか。

ちなみに、私の経験から言うと、血糖値が高いうちは1日3回、朝昼晩の食前に、そのつど作って飲むのがよいでしょう。

また、普段の食事は、暴飲暴食をせず、バランスのよいものを取ることが大前提です。その上で、ユズジュースを飲み続けていれば、やがて血糖値は下がってくると思います。

元日本大学医学部准教授 平柳要先生の解説

確かにユズには亜鉛やビタミンCが豊富ですが、それに加えてヘスペリジンやナリンギンなどポリフェノールの効果も忘れてはなりません。「良薬口に苦し」の苦味成分はこのポリフェノールで、直接的に血糖値を下げる作用があります。ポリフェノールは皮や種に多いので、ユズを丸ごと使うユズジュースは、非常によい取り方です。

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