血行が促進されしっとりスベスベ肌になり体の痛みにも効果的な「炭酸ぶろ」

dan054

簡単に作れます

何年か前の夏、シュワシュワとさわやかな炭酸水が、ブームになりました。ヨーロッパの多くの国では、胃腸の働きを活発にするため、食前に炭酸水を飲む習慣があります。

実は、この炭酸は飲むだけでなく、肌に直接ふれることで、健康や美容面でさまざまな効果を発揮してくれるのです。

東京港区・マブチメディカルクリニック院長の馬淵知子先生が、10年ほど前から習慣にしているのが、炭酸(二酸化炭素)を入れる「炭酸ぶろ」の入浴法です。

やり方は、おふろのお湯を発泡させて、入浴するだけです。炭酸の気泡を発生させるものとして、市販の炭酸入浴剤がありますが、毎日続けるには、コストがかかりすぎてしまいます。

そこで、馬淵先生が勧めているのは、手作りの炭酸入浴剤です。炭酸入浴剤は、ドラッグストアなどで売っている重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸、そして塩があれば、簡単に作れます。

作り方は、重曹大さじ3、クエン酸大さじ2、塩小さじ2をボウルに入れて混ぜ合わせます。そこに水を数滴垂らして、ボール状に固めて乾かせば完成です。時間がないときは、固めず粉末のまま入れても大丈夫です。お好みで、アロマオイルを少々加えると、香りも楽しめます。

酸素の20倍以上も肌に浸透しやすい!

こうして作った炭酸入浴剤をおふろに入れると、お湯がシュワシュワと発泡します。そこに体を沈めると、すばらしい効果が得られるのです。

その1つが、血行促進作用です。炭酸の入ったおふろに入ると、体がポカポカと温まって、肌がしっとりするのが実感できます。

炭酸ぶろを行うと、なぜ血行がよくなるのでしょう。炭酸は、水にも脂にも溶けやすく、肌にも浸透しやすいのが特長です。その浸透性は、酸素の20倍以上といわれています。

そして、炭酸ガスは二酸化炭素なので、肌から浸透すると体内で異物と勘違いされます。二酸化炭素が体内や血液に取り入れられて、血中の二酸化炭素の濃度が高くなると、体は二酸化炭素を早く体外に排出しようとして、血流をふやすのです。

これによって、血行が促進されます。血行がよくなれば、肌の乾燥が改善し、しっとりスベスベ肌の基礎を作ります。

また、冷え症が解消し、内臓の働きや、代謝・免疫も活発になるのです。

肌表面に残る古い角賞を取り除く!

ちなみに、ドイツでは、炭酸ぶろが糖尿病の治療に使われています。糖尿病になると、血行が悪くなり、それが悪化すると足先が壊死する可能性があります。しかし、炭酸ぶろに入ると、血行が促進されるので、糖尿病の合併症の改善・予防が期待できるのです。

ほかにも、首、肩のコリや腰痛など、体の痛みにもとても効果的です。

さらに炭酸は、たんばく質を吸着する性質もあります。そのため、肌表面に残る古い角質や皮脂を付着させ、取り除いてくれるのです。

入浴の際に、体をゴシゴシと洗うかたがいますが、それだと肌を傷めてしまうのでよくありません。けれども、炭酸ぶろにつかれば、体をゴシゴシと洗わなくても汚れが落ちやすくなるので、肌を傷める心配がないのです。同じことが、洗顔や洗髪にもいえます。

通常の洗顔で落としきれない汚れや古い角質が肌にたまると、それが酸化して大人のニキビのもとになつたり、肌がゴワゴワになったりします。その点、炭酸水で顔を洗えば、汚れや古い角質がはがれやすくなり、大人のこキビを予防し、肌もしっとりやわらかくなります。

週に1度だけでも大丈夫

そして、肌の血行が高まるので、小ジワやクマの消失にも効果が期待できるのです。

また、炭酸水で頭を洗えば、頭皮の汚れもきれいさっぱり落とせます。頭皮の血行が改善されるので、薄毛予防にも効果的でしょう。

炭酸ぶろの入浴は、ぬるめのお湯にやや長めに入ります。その際、心臓に負担のかからない半身浴がお勧めです。

炭酸ぶろを毎日続けるのは手間だと感じるかたは、週に1度だけでも、大丈夫です。

ただし、肌が弱い人は、入浴剤の量を少なくしたり、パッチテストをしたりしてから入浴しましょう。二酸化炭素は自然界にあるものなので、アレルギー反応が出ることはほとんどないと思いますが、肌に合わないと感じたら、直ちにやめてください。

スポンサーリンク


  • このエントリーをはてなブックマークに追加