岐阜薬科大学の最新研究で判明した「アントシアニン」の驚くべき効果

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岐阜薬科大学・薬効解析学研究室の研究グループが、三大眼病(緑内障・糖尿病網膜症・加齢黄斑変性症)に対するアントシアニンの有効性を、実験で初めて証明しました。その注目すべき研究成果とは…。

緑内障に対する効能

眼圧は正常なのに視野が欠けていく「正常眼圧緑内障」。日本人に多い緑内障です。その要因として指摘されているのが、網膜細胞の酸化ストレス (加齢や紫外線による老化)です。

実験では、ラットの網膜細胞に酸化ストレスを増やす物質を加え、細胞の4割が死滅した後、アントシアニンを投与しました。結果は神経細胞のそれ以上の死滅が抑制され、緑内障の視野欠損を抑えるアントシアニンの有用性が示されました。

糖尿病網膜症に対する効能

研究グループは、糖尿病網膜症で血管新生が起こった(もろい血管が増える)状態を再現するため、ヒトの血管細胞に血管を増やす物質を加え、2・5倍に増殖させました。そこにアントシアニンを投与したところ、血管の増殖が抑制されました。

すなわち、アントシアニンは、血管新生にかかわるVEGF(血管内皮細胞増殖因子)の活動を抑えると考えられます。

加齢黄斑変性症に対する効能

加齢黄斑変性症のドライ型と呼ばれるタイプでは、紫外線が発症リスクを上げると考えられています。事実、網膜細胞に紫外線を照射すると約80%の細胞が死滅します。しかし、アントシアニンを投与すると、細胞死が約50%に減少しました。

一方、ウェット型は、黄斑部に血管新生が起こって出血をします。血管新生を抑えるアントシアニンは、このウェット型の予防にも期待できます。

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