腸内環境がよくなり免疫力が高まる「乳酸菌熟成エキス」

医学が発達しても病気が減らない原因

新しい薬や手術法が続々と開発され、日進月歩で医療が向上しても、ガンやアレルギー、糖尿病など、現代人を悩ます病気は減ることがありません。西諌早病院東洋医学医師の田中保郎先生は、これは日本の医学が西洋医学もとにした対症療法に終始していることが原因だと考えています。

西洋医学では、ウツ病には抗ウツ薬、高血圧には降圧薬、糖尿病には血糖降下薬といったように、症状に応じた治療を行うのが一般的です。こうした治療が有効なケースもありますが、多くの場合、一時的に症状を抑えることはできても、病気を根治に導けません。

そこで田中先生は、多くの病気は、症状が現れている部位とは別の場所に真の病巣があるのではないかと考えるにいたりました。そして、診療や研究を重ねた結果「病気の根源は腸の不調にある」との考えにたどり着いたのです。

植物が枯れるのは、土壌から水分や栄養分を吸収する根が腐っているからです。そして、人間にとって根に相当するのは腸です。つまり、病気の原因は、腸の不調=「根(腸)腐れ」にあるのです。

したがって、腸の不調を改善しないかぎり、病気を根治に導くことはできません。そこで田中先生は東洋医学を学び、漢方薬などを使って腸の状態を良好にする治療を始めました。その結果、重いウツ病やパーキンソン病、アレルギー性疾患といった難病でも見事に改善する患者さんを数多く目にしてきたのです。

腸こそ免疫も思考も司る最重要の臓器

実際、腸は人間の健康を左右し、生命活動の根幹となる最も重要な臓器であることがわかっています。人間の体には、免疫(病気から体を守るしくみ)を担う免疫細胞が存在しますが、その約8割が腸(正確には小腸の粘膜である腸管)に集中しているといわれています。

また、田中先生は、人間の思考さえも腸が司っているのではないかと考えています。進化の観点から見ると、すべての動物は、ヒトデやイソギンチャクのような腔腸(こうちょう)動物から進化したといわれています。腔腸動物とは、腸(正確には腸と口と触角)だけで生きている動物で、脳がありません。

一般に、動物の思考は脳が司っているとされていますが、脳がない腔腸動物にも食欲や子孫を残そうという欲求があり、それを満たすために思考をしています。

そうした思考のもととなっているのが、腸の基底類粒細胞です。基底類粒細胞とは、皮膚や内臓、舌などに広く存在し、「快」「不快」を司るホルモンの分泌に関係しています。腸の基底類粒細胞は、食欲、性欲、睡眠欲、名誉欲、財産欲といった欲求をコントロールしていると考えられるのです。

人間の腸内には、100種類以上の腸内細菌が100兆個以上もいます。腸内細菌は、ビフィズス菌や乳酸菌に代表される善玉菌と、大腸菌などの悪玉菌の2種類に大別でき、この2種類が常に勢力争いをしています。

善玉菌は腸内に入ってきた食物を発酵させて抗酸化物質(攻撃力の強い活性酸素を除去する物質)を生成したり、炎症を鎮めたり、ガンの発生を防いだりする働きがあります。それに対して悪玉菌は、食物を酸化・腐敗させて有害物質を生成し、免疫力を低下させたり、発ガンを促したりします。

そこで、腸の健康を保つには、腸の善玉菌を優勢にして腸内細菌のバランスを整えることが肝心です。腸内細菌の善玉菌と悪玉菌の比率は、8対2になることが理想です。善玉菌優勢にすれば、腸のぜんどう運動(内容物を先送りする運動)が活発になり、排便が促され体内の有書物質が排出されたり、免疫力も強まったりするのです。

善玉菌と悪玉菌のバランスを良好にする

そうした中、腸内の善玉菌の比率を高め腸内環境を良好にするのに大変有力だと田中先生が注目している発酵食品があります。それは、大豆と天然水を原料に、有用菌を用いて数年熟成させて得られる乳酸菌熟成エキスです。

乳酸菌熟成エキスの効果は、数多くの研究で明らかになっています。例えば、乳酸菌熟成エキスの投与で腸内環境がどう変化したかを確かめた動物実験があります。

その結果、投与後の糞便中のビフィズス菌やラクトバチルス菌(乳酸菌の一種)などの善玉菌の比率が著しく高まり、ウェルシユ菌や大腸菌などの悪玉菌は減少することが確認されています。

また、老齢のマウスに乳酸菌熟成エキスを投与して、免疫力の活性状態を調べた実験では、腸内のリンパ球(白血球の一種)が有意に増え、インターフェロンγ (細胞が分泌する抗ウイルス作用のある生理活性物質の一種)の数も上昇していました。これは、乳酸菌熟成エキスによって免疫力が強まったことを示しています。

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