酢タマネギは肥満解消の強い味方になってくれる

腸内の脂質の吸収も抑える

酢タマネギに備わる便秘解消作用が減量に役立つことは、以前述べたとおりです。ここでは、酢タマネギの減量効果をもたらすもう一つの働き「糖・脂肪燃焼作用」を紹介しましょう。

最初に注目したいのが、タマネギに含まれているポリフェノール(植物の色素成分)の一種「ケンフェロール」です。ケンフェロールは、細胞の中にあるミトコンドリアを活性化することがわかっています。

ミトコンドリアとは、ほとんどの生物の細胞内にある小器官で、酸素を活用しながら糖や脂肪を燃焼させることでエネルギーを生み出しています。私たちはこのエネルギーを使って生命活動を行っています。

したがって、ミトコンドリアが活性化すると、それだけ糖や脂肪の燃焼する量が増えます。そうすれば、当然、減量効果も得られるわけです。

タマネギのにおい成分「硫化アリル」も減量に役立ちます。硫化アリルはアリシンという物質に変わることで、細
胞の中で糖をエネルギーに変換するときに必要となるビタミンB1の吸収を促します。ビタミンB1の吸収が高まればそれだけ糖のエネルギー変換も促され、余分な脂肪が蓄えられにくくなります。

また、主にタマネギの皮に含まれる黄色い色素成分「ケルセチン」には、摂取した脂質と腸内で結びつき、その吸収を抑えると同時に排出を促す働きがあります。

酢酸は体内に取り込まれるとクエン酸変わる

次は、酢の働きについて見てみましょう。

酢の酸味のもと「酢酸」には、先ほど述べたミトコンドリアの中で行われるエネルギー生産の生化学反応「クエン酸回路」を促進する働きがあります。

私たちがとった糖や脂質などの栄養素はそれぞれ分解・吸収されて、細胞膜輸送で細胞内のミトコンドリアに取り込まれ、8種類の有機酸と呼ばれる物質に次々に作り変えられていきます。この有機酸が変化していく過程がクエン酸回路で、その中でエネルギーが生産されます。

つまり、クエン酸回路は糖や脂質を消費するために重要な役割を果たすのですが、この回路がスムーズに機能するには「クエン酸」の存在が重要になります。

実は、酢酸は体内に取り込まれるとクエン酸に変わります。また、酢自体にもクエン酸が含まれています。そのため、酢を補えば体内にクエン酸が増え、クエン酸回路が活性化する結果、糖や脂肪の消費も促されるわけです。

試験では腹部の脂肪面積も有意に減少

実際に、酢を毎日とるだけでも体脂肪の減少することが、ある企業の行った試験で確認されています。

その試験では、25~60歳の肥満(BMIが25~30)の男女175人を、①1日に酢を15mlとる群、②1日に酢を30mlとる群、③プラセボ(疑似食品)をとる群の3グループに分け、12週間後に腹部の脂肪面積や体重を測定して、試験前との変化を調べました。

その結果、③では体重が平均約0.4kg増加したのに対し、①では平均約1.2kg、②では平均約2kg減っていました。また、腹部の脂肪面積も①、②のいずれにおいても有意な減少が認められたのです。

酢タマネギの常食で減量に成功した人が数多くいます。3kg、4kg程度減る人ならあたりまえのようにいるほか、すごい人では酢タマネギを食べはじめて3年で34kgやせて体型が一変したり、1年半で14kgの減量に成功したりした人もいます。

酢タマネギは作ったり食べたりするのがらくで、続けやすいのも大きな特徴です。酢タマネギは必ずや肥満解消の強い味方になってくれるはずなので、美容や病気の改善・予防の点で肥満が気になる人は、ぜひ習慣にしてみてください。

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