「痛み」「かゆみ」などの治癒反応を乗り越えて体は治る

組織の修復が終われば、炎症も自然に治まる

発熱、体の痛み、腫れ、セキ、下痢、かゆみ…現代の医療は、不快な症状をことごとく悪玉ととらえ、薬で止めようとします。

しかし、病気の成り立ちをさかのぼれば、その方針は全くの逆効果といわざるをえません。

なぜなら、患者さんが不快に感じる症状の多くは、病気を治そうとして体が引き起こす反応です。その治癒反応を、安易に薬で止めてしまうから、治るはずの病気も治らないのです。

例えば、関節リウマチに代表される炎症性疾患も、治癒反応を止めることによって慢性化しています。

炎症は、組織を修復するためのステップです。組織が破壊されると、体は副交感神経の働きを高めて、血管を開くプロスタグランジンというホルモンを分泌します。

この作用を受けて血管が拡張し、血流がふえて、痛みや腫れなどの炎症が起こるのです。

そして、炎症に伴う発熱で代謝が促進し、傷ついた組織が、徐々に修復されるしくみになっています。カゼが、発熱や節々の痛み、のどの腫れなどを乗り超えて治っていくように、組織の修復が終われば、炎症も自然に治まり、元気になります。

組織の負担をへらせば、病気の慢性化を防ぐことができる

つまり、発熱や痛みや腫れは、「体を休めて、さらなる危険を避けるように」という、体からの注意勧告なのです。

ですから、炎症が始まったときの正しい対処法は、休養をとりながら体を心地よく温め、治癒反応を助けてあげること。組織の修復が完了するまで、3週間ほどかかりますが、その間に症状も徐々に緩和するため、最初の1週間を乗り切れば、さほど苦痛なく過ごせるようになるはずです。

そして、体調が落ち着いたところで、今度は発病前の生活をふり返り、積極的にストレスの軽減を図りましょう。組織の負担をへらせば、病気の慢性化を防ぐことができるのです。

もちろん、炎症があまりにも激しく生じた場合は、命が脅かされる危険も出てくるため、対症療法も全否定はできません。

しかし、現代医学は、炎症が治まっても薬を切らず、再燃を防ぐためといって、量をへらして投与を続けます。その結果、引き起こされるのが、病気の重症化・難治化です。

→薬を常用していると悪循環は断ち切れない

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