薬を常用していると悪循環は断ち切れない

もともとあったストレスに、薬害のストレスが上乗せする

現代医学は、炎症が治まっても薬を切らず、再燃を防ぐためといって、量をへらして投与を続けます。その結果、引き起こされるのが、病気の重症化・難治化です

例えば、潰瘍性大腸炎では炎症に伴い下痢が激しさを増し、アトピー性皮膚炎では、夜も眠れないほどの耐え難いかゆみが生じます。

下痢やかゆみは、食中毒や虫刺されから身を守るために備えた、体の「毒出し反応」です。毒を出すカ、つまり排泄力は、副交感神経が支配しています。体の中に危険な毒が入ると、反射的に副交感神経の働きが高まり、下痢やかゆみを起こして毒を洗い流していくのです。

下痢やかゆみに限らず、頻尿、嘔吐、セキなどのあらゆる排泄症状は、副交感神経反射により引き起こされる、治癒反応です。

治癒反応が出るたびに薬を使うことが常態化すると、薬は交感神経の緊張を促すので、それとバランスを取ろうとする副交感神経の反射も激しくなります。つまり、もともとあったストレスに、薬害のストレスが上乗せされるので、症状がますます悪化してしまうのです。

苦しみを何年も引きずることになる

ちなみに、炎症性疾患に使われる消炎鎮痛剤は、先に述べたプロスタグランジンの産生を阻害する作用を持ちます。そして、この作用を強めたのが、ステロイド剤です。こうした薬は、副交感神経の働きを封じ込め、炎症を起こさないように働きます。

すると、痛みや腫れの症状は一時的におさえられますが、壊れた組織は修復されないので、薬効が切れると、炎症もぶり返します。こうした悪循環は、薬の常用をやめない限り、断ち切ることができません。

長期にわたり薬を使用してきた人は、体内に蓄積された毒の量が多く、排泄にも時間がかかります。それだけ、炎症が治まるのに期間を要するというわけです。初期治療を間違えなければ背負うことのなかった苦しみを、何年も引きずることになります。

しかし、あきらめないでください。積極的に体を温め、自ら発熱を促す努力をすれば、苦痛は軽減できます。

平熱が35度台の人の体温が、1度以上アップすれば、かなりの発熱です。36度台の体温を維持できるようになれば、抑制されていたミトコンドリアの機能も復活し、病気は治り始めるのです。

ミトコンドリアは高温でも働くことができるので、発熱が38度を超えても、慌てる必要はありません。治癒力にスイッチが入ったからこそ、体が激しく発熱するのです。

解熱剤を使うにしても、38度以下には、下げないくらいにしてください。

→「痛み」「かゆみ」などの治癒反応を乗り越えて体は治る

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