現代人にとって、サラダ油が万病のもとになる

現代病が増え続けている

この40年ほどを振り返ってみると、私たちを取り巻く生活環境は、見かけ上は、大きく改善したように思えます。

1970年代、工場や自動車の排気ガスや排水に含まれる有毒物資による、大気汚染や河川の汚染が大きな社会問題となっていました。

その後、排ガス規制が進み、河川の汚染は改善され、大気はきれいになり、飲み水も十分に飲めるようになりました。

しかし、一方で、現代の私たちの健康状態が非常に良好になったかと言えば、決してそうは言えないのが現状です。

2015年、厚生労働省は、わが国の認知症患者は推計462万人に上ると発表しました。これは65歳以上の人口の15%を占める数値です。患者数は従来の予想をはるかに上回るペースで増加しています。

また、現代病ともいえるアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー性の病気や、不安障害やうつなどの心の病も急増しています。加えて、ガン、動脈硬化の進行によって生じる心筋梗塞(心臓の血管が詰まって起こる病気)などの心臓病、糖尿病も増え続けています。

これらの病気を増加させている大きな原因の一つが、「サラダ油」の過剰摂取にあると、考えられています。つまり、現代人にとって、サラダ油が万病のもとになると言えるのです。

飽和脂肪酸の多くは固形のまま残る

まず、油(油脂)について簡単に説明しましょう。油に含まれる脂肪酸は、炭素、水素、酸素の3種類の原子で構成されています。炭素と炭素のつながり方の違いによって、大きく次の2種類に分けられます。

①飽和脂肪酸(主に動物油)

②不飽和脂肪酸(植物油・魚油)

飽和脂肪酸は、牛、豚、羊など動物の肉に多く含まれ、ラードやバターなどの動物性脂肪の主成分となります。融点が高いため、常温(室温や体温)では固まっています。ヒトの体内に入った後も、その多くは固形のまま、皮下脂肪やコレステロールなどとして残るのです。

不飽和脂肪酸は、融点が低いため、常温では固まらず、液体のままです。不飽和脂肪酸は、炭素の二重結合の数によって、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられます。

一価不飽和脂肪酸の代表が、オメガ9系(オレイン酸)で、それを多く含んだ油として、オリーブ油が挙げられます。

→サラダ油で適正量を超えたリノール酸を毎日摂取し、さまざまな現代病が生じている

→健康を守るために、サラダ油のリスクをよく理解したい

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