サラダ油で適正量を超えたリノール酸を毎日摂取し、さまざまな現代病が生じている

食物から摂取する必要がある油

多価不飽和脂肪酸は、体内で作ることができないので、必須脂肪酸と呼ばれ、食物から摂取する必要がある油です。さらに「オメガ3系(αリノレン酸系)」と「オメガ6系(リノール酸系)」の二つに分けられます。

オメガ3系のαリノレン酸が主要成分となつているのが、シソ油、エゴマ油、アマニ油など。また、オメガ3系のエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)は魚油に含まれています。

オメガ6系のリノール酸が多く含まれているのが、大豆油、ヒマワリ(サンフラワー)抽、コーン油、紅花(サフラワー)油、グレープシード油、ゴマ油、綿実油などです。

さて、サラダ油は、「精製された植物油」、つまり、精製度が高いため常温でも固まらない油です。オメガ6系のリノール酸を多く含んだ大豆油、菜種油などが主成分となり、製品によってはコーン油、米ぬか油などがブレンドされています。紅花油、ゴマ油、ヒマワリ油などもサラダ油に分類されます。

健康によい優れた油だと考えられてきた

そして、この半世紀の間、日本で健康によい油として推奨されてきたのが、リノール酸であり、サラダ油でした。リノール酸を多く含むサラダ油は、カロリーが低く、コレステロールを減らすとされ、体の中で固まってしまう抽である動物性脂肪よりも、健康によい優れた油だと考えられてきたのです。

近年では、リノール酸がコレステロールを下げる効果よりも、リノール酸が体にもたらす害のほうが大きいと考えられるようになっています。

ところが、長い間、サラダ油が体によいとされてきたために、サラダ油を使った加工食品が、日常的に大量生産され、大量に消費されているのです。

私たちは、天ぶらやフライなどの揚げ物、炒め物、サラダの調味オイルなどでサラダ油を多量に摂取しています。

リノール酸を毎日過剰摂取する私たち

それだけではありません。サラダ油は、マーガリン、ドレッシング、マヨネーズ、さらにケーキ類・クッキー・ドーナツ・パンなどに使われるショートニング、ファットスプレッドなどにも多く含まれています。スナック菓子類、インスタント食品など、加工食品のほとんどにサラダ油が使用されているのが現状なのです。

サラダ油の主成分・リノール酸は必須脂肪酸なので、適正量の摂取なら、健康維持のために有効に働きます。そして、その適正量は、1日4・4g、最大量では6・6gとされます。

ところが現在、日本人が摂取しているリノール酸の量は、1日12g以上。私たちは適正量をはるかに超えたリノール酸を毎日摂取しています。このようなリノール酸の日常的な過剰摂取の結果、さまざまな現代病が生じているのです。

→現代人にとって、サラダ油が万病のもとになる

→健康を守るために、サラダ油のリスクをよく理解したい

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