健康を守るために、サラダ油のリスクをよく理解したい

リノール酸が体にもたらす害

リノール酸が私たちの体にもたらす害とは、大きく分けると、次の三つです。

①炎症物質による害

②トランス脂肪酸による書

③有害物質「ヒドロキシノネナール」による害

①ですが、リノール酸は、体内で代謝されると、プロスタグランジンやロイコトルエンなどの炎症を起こす物質を産生します。これらの炎症物質によって、乾燥肌、かゆみ、乾癖、アトピー性皮膚炎、花粉症、潰瘍性大腸炎、肝炎、気管支炎、肺炎、ガンなど多くの炎症性の病気が引き起こされるのです。

また、血管に炎症が起これば、血管が硬くなって動脈硬化が進行します。血液はいわゆるドロドロの状態になり、血栓(血液の塊)ができやすくなり、血流障害による心臓病や、脳梗塞(脳の血管が詰まって起こる病気)などの脳の病気が起こりやすくなるのです。

脳血管障害が起これば、脳血管性の認知症にもつながっていきます。肥満、ひざなどの関節炎の要因にもなります。

日本製マーガリンはトランス脂肪酸の塊

②のトランス脂肪酸は、サラダ油に水素添加という化学処理を行い、トランス化(トランスとは変えるの意)して半固形化や固形化(疑似脂肪化)した油です。トランス脂肪酸は、いわゆる悪玉のLDLコレステロールを増やして、善玉のHDLコレステロールを減らし、肥満、糖尿病などの生活習慣痛、アレルギーの原因にもなります。

トランス脂肪酸を多く含む食品の代表的なものが、マーガリン、ショートニング、マヨネーズなど。安価な菓子類、インスタント食品類、安い外食産業の料理には、トランス脂肪酸が大変多く使用されています。

ドイツやデンマークなどでは日本製マーガリンはトランス脂肪酸の塊だとして、10年前から発売が禁止されています。アメリカやカナダでは、2006年以降、マーガリンや食用油などには、トランス脂肪酸の含有率の表示が義務化されています。

このように、欧米各国では、トランス脂肪酸への規制が厳しくなされているのです。

しかし日本では、トランス脂肪酸の有害性は、まだ十分に認知されていません。その結果、私たちは知らず知らずのうちに、大量のトランス脂肪酸を摂取している恐れがあります。

③の、ヒドロキシノネナールとは、サラダ油に多く含まれるリノール酸を加熱したときにできる有害物質です。

心臓病、ガン、うつ病などを引き起こすリスクも

そもそもサラダ油は、工場での生産過程で、二度の加熱処理が行われています。そのため、スーパーなどの店頭にサラダ油が並んだ時点で、ヒドロキシノネナールが入ったものが売られていることになります。その上、サラダ油を使って加熱調理すると、ヒドロキシノネナールがさらに大量発生するのです。

ヒドロキシノネナールは、神経細胞を破壊する神経毒で、アルツハイマー病などの原因物質と考えられています。ほかにも、心臓病、脳卒中、肝臓病、ガン、うつ病などを引き起こすリスクもあります。

これまでの話で、サラダ油が健康にいいという話は、まったくの幻想にすぎなかったことがわかると思います。病気を防ぎ、健康を守るために、私たちは、サラダ油のリスクをよく理解した上で、毎日の食生活を見直していく必要があるのです。

→現代人にとって、サラダ油が万病のもとになる

→サラダ油で適正量を超えたリノール酸を毎日摂取し、さまざまな現代病が生じている

スポンサーリンク


  • このエントリーをはてなブックマークに追加