医師が勧めている「塩風呂で半身浴」

熱い湯ぶねにつかると最悪の場合、脳出血が

長崎診療所医師・医学博士の宇津田含先生は、ふだんから診療所に来る患者さんに、日常の様子を詳しく伺うようにしています。

治療と並行して、症状の改善のために必要な、生活上のアドバイスをするためです。

その一つが、塩を入れたお湯での半身浴です。

宇津田先生の知る限り、全国で毎年1万4千人が入浴に関連する事故で死亡していると推定されています。これは、交通事故による死亡者数の倍以上です。

主な死亡原因は、脳卒中、心筋梗塞、溺水などです。こうした事情は、比較的熱いお湯に、首までつかるという、日本独特の入浴習慣に起因しています。

寒い脱衣場やふろ場では血管が収縮し、血圧が上昇。熱い湯ぶねにつかると、さらに血圧が上がり、最悪の場合、脳出血が起こります。

半身浴にすると血管障害の危険が減少

長湯をすると、多量の汗をかき、脱水に陥ります。その結果が、脳梗塞や心筋梗塞です。

また、一方で、ぬるめのお湯につかると、血管が拡張しきってしまい、血圧が下がり、心臓へ還る血液畳も減少します。一時的ながら脳の血液が不足して、失神することもあります。湯ぶねの中だと溺死です。

このとき、浴槽のお湯が半分もなければ、おぼれ死ぬ危険は、まずなくなります。ですから、半身浴といっても、浴槽内にいすを沈めて座る方法は、宇津田先生は勧めていません。

半身浴のメリットは、ほかにもあります。

お湯に首までつかると、息苦しい感じがしますね。これは、腹腔に骨がないため、水圧で内臓が圧迫されるからです。

横隔膜がせり上がると、肺が圧迫され、換気量がへるため心臓への負担が高まります。首までお湯につかることで、理論上、血圧が30mmHg上がります。半身浴を習慣にすれば、それだけ、血管障害の危険が避けられるわけです。

→「塩風呂で半身浴」のさまざまな効果

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