「塩風呂で半身浴」のさまざまな効果

肌がスベスベになる美肌効果もあり!

長崎診療所医師・医学博士の宇津田含先生は、ふだんから診療所に来る患者さんに、症状の改善のために必要な、生活上のアドバイスをしています。

その一つが、塩を入れたお湯での半身浴です。

利点の多い半身浴ですが、このお湯に塩を加えると、優れた温熱効果と、保温効果がもたらされます。

私たちの血液に含まれる塩分は、0・9%です。体内には、この塩分濃度を、一定に保とうとする働きがあります。

塩を入れたお湯につかると、塩分が皮膚から浸透し、血液の塩分濃度が高まります。すると、体液を0・9%に保つために、体は、塩分を体から排出しようとします。血管を広げ、血流の循環を促すのです。

こうした作用により、血行がよくなり、体が温まります。

塩風呂で半身浴の保温効果

しかも注目すべきは、この温かさが持続するという点です。

この保温効果の根拠には、二つの見方があります。一つは、塩分が肌の上に皮膜を作り、その膜が体温の放散を妨げるから、というもの。

もう一つは、湯上がりにシャワーなどで洗い流しても、毛穴の奥や汗腺に残った塩分が吸収され続け、それを排出しようとする体の機能が働き続けるから、というものです。

いずれにせよ、塩を入れない場合と比べて、温かさが全然違います。

お湯の温度については、給湯設備の自動制御機能は当てにできません。必ず水温計を使用して、厳密に30~40度を守ってください。

塩風呂で半身浴の美容効果や

塩風呂で半身浴の効果については、ほかにもあります。「肌がスベスベになる」「全身に塗っていたクリームがいらなくなった」などの、美肌効果です。

これは、体が芯から温まり、肌の新陳代謝が促進されるようになったことや、塩に含まれるミネラル類が付着したことによる作用も考えられるでしょう。また、「寝つきがよくなった」「深く眠れるようになった」という人もいます。

併せて、就眠時から起床直前まで、脳の温度は徐々に下がることもわかりました。低下の勾配が急なほど、よく眠れるはずです。そこで、宇津田先生自身の体で実験してみました。

普通に入浴した場合、脳の温度は、就寝前が36度台、翌朝が34度程度でした。

ぐっすり眠って、目覚めはスッキリ

一方、塩風呂で半身浴をした日は、就寝前の時点で、39・5度まで上がりました。翌朝は、塩を入れずに入浴した日と同様の、34度程度。もちろんこの日は、ぐっすり眠って、目覚めはスッキリでした。宇津田先生の経験上、入浴後1時間程度で床に就くと、快眠効果が得られるようです。

塩風呂で半身浴は、腎臓の悪い人は行わないでください。減塩食を揖導されている高血圧症の患者さんは、様子を見ながら注意して行いましょう。

この入浴法は、ほとんどの病気に有効ですが、脳血流量も脳温も上がるので、うつ病、統合失調症、パーキンソン病、認知症など、脳の機能が衰えている患者さんに、特にお勧めです。またアトピーにも効果的です。

→医師が勧めている「塩風呂で半身浴」

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