糖尿病の改善には半身浴でゆっくりつかりましょう

心臓に負担をかけずに全身の血流を改善

糖尿病の改善が期待でき、同時に、入浴中の事故を防ぐためには、41度以下のお湯に、胸から下だけ湯につける「半身浴」がお勧めです。まず、首までつかって少し温まったら、わきの下を結んだ線から上を出して、ゆっくりつかりましょう。

深めのお湯に首までつかる全身浴では、心臓や肺などの内臓に、大きな圧力がかかります。若く健康な人なら問題ありませんが、高齢者や、血糖値・血圧の高い人にはお勧めできません。

一方、半身浴なら、水圧がほどほどになるため、下半身に停滞しがちな血液が心臓に戻りやすくなります。水圧がポンプの代わりをしてくれるため、心臓に負担をかけず、全身の血流がよくなるわけです。

加藤先生の経験から、糖尿病の患者さんは、上半身が温かく潤い、下半身は冷えて乾燥しやすい傾向にあります。このことからも、半身浴が勧められるのです。

熱いお湯ではかえって血糖値が上がる

お湯の温度も重要です。入浴する際には、お湯の温度を41度以下に設定してください。42度以上の熱いお湯や温泉に入ると、かえって血糖値が上がってしまいます。これは、血管や内臓を調整する自律神経のうち、心身を活動的にする交感神経が優位になるためです。血圧の高い人にとっても、熱すぎるお湯は好ましくありません。

浴槽に入る前に、必ずかけ湯をしましょう。41度以下のお湯でも、いきなり体をつけるのは刺激が強すぎます。心臓から遠い足先から、少しずつお湯をかけて、体を慣らしましょう。

体に負担が少ないといわれる半身浴でも、糖尿病の人にとっては注意が必要です。前述したように、入浴中は血管が拡張して血圧が下がり、血糖値も下がるため、服用中の薬によっては低血糖になり、おぼれる事故が起こりやすいのです。

水分補給も大事

75歳以上のかたは、ふろのふたを半分くらいまで閉め、上半身をふたに預けるような体勢で入浴しましょう。こうすることで、万が一、入浴中にふらついても、水面に顔がつく危険を回避できます。

また、飲酒後の入浴は、若い人でも危険です。絶対にやめましょう。

もう一つ大事なことは、水分補給です。糖尿病の合併症として、脳梗塞があります。体が脱水状態になると、脳梗塞のリスクが高まります。

41度のお湯に10分以上つかると、体からは300ml以上の水分が失われます。入浴の前後には積極的に水分をとってください。

糖尿痛の改善に役立ち、安全・快適な半身浴を、ぜひお試しください。

→糖尿病対策には入浴も大事!温泉旅行もお勧め

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