熱いシャワーを当てることで痛みや皮膚症状が改善する

熱めのシャワーを皮膚に当てたり外したりするだけ

「体温が1度下がると免疫力が30%下がる」という報告もあることから、近年、体温に注目する医療関係者がふえてきました。低体温の害が積極的に語られるようになったことは、非常に喜ばしい風潮です。

体温を上げて免疫力を強化するには、特に足の冷えを取ることが重要です。足は、心臓から遠く離れた部位であり、血液循環が滞りがちです。足の冷えを取り、全身を効率よく温める方法として、日本自律神経免疫治療研究会理事・ナガタクリニック院長の長田裕先生は患者さんに「温熱シャワー」を勧めています。

足を温める方法としては、日本では古来、「足湯」が用いられてきました。長田先生も最初は、日々の養生法として足湯を勧めていました。もちろん、足湯は、心臓に負担をかけることなく、全身を効率よく温められる優良な方法です。

しかし、足首から下の部分を30~40分お湯につけなければならず、両足の入るバケツを用意したり、お湯が冷めないように差し湯をしたりといった具合に、時間と手間がかかります。

その点、温熱シャワーならば、45~50度くらいの熱めのシャワーを皮膚に当てたり外したりするだけなので、簡単です。

「熱い」と感じる温度がポイント

温熱シャワーのやり方を説明しましょう。「アチチッ」と感じるくらいの熱めのシャワーを、皮膚に当てます。「熱い」と感じたら、シャワーを外します。当てたり外したりをくり返し、皮膚が赤くなったらやめましょう。1日に1~2回行ってください。

足の冷え取りが目的のときは、足にシャワーを当てます。ひざや腰などに痛みのあるときは、痛い部分にシャワーを当ててください。

アトピー性皮膚炎や湿疹にも効果があります。アトピーの場合、症状の出ている部分に、シャワーを当てます。

ヤケドをしないように、足先あたりで温度を確かめてから行いましょう。また、乳幼児や子供には行わないでください。

なぜ、熱いシャワーを当てることで冷えが取れたり、痛みや皮膚症状が改善したりするのでしょうか。

熱いシャワーを当てると、その部分に血液が一気に流れ込んできます。その結果、患部に酸素や栄養素が集まるため、組織の修復が促進されるのです。痛みや皮膚症状が改善するのは、そのためです。

「体温を上げる」「血流量をふやす」だけなら、足湯や湯たんぽ、使い捨てカイロなどでも、効果が得られます。しかし、温熱シャワーが自然治癒力を高め、痛みや疾患を改善に導く理由は、もう一つあるのです。

→温熱シャワーはパーキンソン病やリウマチに効果があり、カゼやインフルエンザの予防にも

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