おなかと足の指を重点的に温めて自律神経のバランスを取り戻す

病気の背景には冷えが潜んでいる

全国冷え性研究所所長の山口勝利先生は、さまざまな不調の原因は、体の「冷え」が関係していると考えています。その考えのきっかけとなったのが、22年ほど前の出来事です。

当時、山口先生の治療院に、背中の痛みを訴える40代の女性が見えました。病院の検査では、異常が見つからず、理学療法や鍼治療も行いましたが、効果が現れなかったとのこと。

よく話を伺うと、体に強い冷えがあることがわかりました。そこで、体を温める治療を続けたところ、2カ月後には痛みがすっかり解消されたのです。

その後も同様の患者さんが相次いだため、山口先生は、冷えに関する研究を本格的に始めることにしました。これまで延べ7万人の患者さんを診てきましたが、その背景には、必ずといっていいほど、冷えが潜んでいます。

足の指とおなかは自律神経の調整スイッチ

この冷えは、自律神経と大きく関係しています。自律神経とは、私たちの諸器官をつかさどっている中枢的な神経のことで、交感神経と副交感神経の2種類によって成り立っています。

交感神軽は、緊張状態にあるときに働く神経で、主に昼間に高まります。一方の副交感神経は、リラックスしているときに働く神経で、主に夜間に高まります。この両者がバランスよく働くことによって、私たちの健康状態は維持されていますが、体が冷えていると、このバランスが乱れやすくなるのです。

自律神経を整えるスイッチは、おなかと足の指にあります。この2カ所を重点的に温めることによって、乱れた自律神経は正常なバランスを取り戻せるのです。

腹巻と足の指の塩もみが有効

おなかを温めるには、山口先生は腹巻きを勧めています。そして、足の指を温めるには「塩もみ」が有効です。

やり方は、とても簡単です。足の指に熱いシャワーをかけた後、租塩でもむだけ。租塩は、片方の足につき、大さじ2~3杯ほどでじゅうぶんです。足の指に租塩をつけ、すり込むように1本ずつもんでいきます。これを1日につき1~2回行いましょう。

朝や昼間に行ってもいいですし、夜の入浴時に行ってももちろんかまいません。

注意点としては、シャワーをヤケドしない温度にすることと、湯をなるべく足の指だけに当てるようにすることです。

→足の指の塩もみで冷えが改善しダイエットにも成功!

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