グルタミンが豊富な「生卵かけご飯」で腸が健康状態に!

生に近い状態で食べるのがお勧め!

免疫は、病原菌などの異物から自分の体を守って、病気にならないようにするシステムのことです。この免疫を担う細胞が、白血球です。

白血球には、マクロファージ、顆粒球、リンパ球などがあり、小腸の粘膜下にあるバイエル板というリンパ組織や、腸の粘膜などに多数存在しています。その数は、全身の免疫細胞の6~7割にも及び、腸は人体最大の免疫器官といわれています。

なぜこんなに、腸に免疫細胞が多いのかといえば、食べ物といっしょに、さまざまな病原菌や異物が腸に紛れ込んでくるからです。免疫細胞は、これらの有害物資をバイエル板に取り込み、無害化して体を守ります。

しかし、体に必要な食べ物や腸内細菌には、攻撃を加えることはありません。有害なものだけを識別し排除するという、賢い機能を持っているのです。

腸の健康が、全身の健康につながる

グルタミンは、こうした大事な働きをする腸のエネルギー源になるばかりか、そこで働く免疫細胞の栄養にもなります。

英国オックスフォード大学のエリック・ニュースホルム博士は、体内にグルタミンが少ないとリンパ球やマクロファージの活性が低下し、グルタミンが多いとリンパ球が活発に増殖することを発見しました。

腸の免疫機能を活性化するには、グルタミンが必要です。そして、この腸の健康が、全身の健康につながるのです。

そこで松生先生は、患者さんに、グルタミンを食事で積極的にとるように勧めています。グルタミンは、たんばく質が豊富な魚、肉、卵などにたくさん含まれています。

ただし、40虔以上の熱で壊れてしまうので、生に近い状態で食べてください。

朝の生卵かけご飯を復活させよう

手軽にとれるのが生卵です。生卵をかけて食べる生卵かけご飯は、昔から日本人の朝食の定番メニューでした。折しも今、和食が世界じゅうで見直されていますから、朝の生卵かけご飯を復活させたらどうでしょう。

熱々のご飯だと、グルタミンが壊れるおそれがありますから、少しご飯を冷ましてから、卵をかけてください。また、夕食に刺し身を一品加えると、グルタミンがさらにふえます。

松生クリニックのフランス人の患者さんの話では、フランスでは、カゼなどをひいて体調が悪いとき、生の肉(タルタルステーキなど)を食べる習慣があるそうです。これも生肉に多いグルタミンが、免疫を高めてくれるのでしょう。

グルタミンは、普通の食事をしていれば、ほかのアミノ酸などから体内で合成されます。しかし、病気や偏った食事、無理なダイエットなどで栄養不足になると、すぐにへってしまいます。免疫力を高めて病気になりにくい体にするには、ふだんの食事で、体内のグルタミンを保持しておくことが大切です。

→グルタミンが枯渇すると全身の健康を阻害することになる

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