野菜・果物は口腔、咽頭がんの危険性を下げる

男性は野菜や果物を食べるように

食事とがんの関係については「確実」とされるものは少ないものの、「ほぼ確実」とされるものがあります。これをチェックしていけばがんの予防になるでしょう。

従来、がんの予防には「野菜や果物がいい」といわれてきました。しかし、このことはあらゆる部位のがんについてあてはまるわけではありません。口腔がんや咽頭がん、食道がん、胃がんなど、体の上部のほうのがんの危険性を下げることは「ほぼ確実」と考えられています。

これらのがんは男性に多く、野菜や果物をよく食べるようにすることは重要だといえるでしょう。

なお、この場合の野菜は「非でんぷん野菜」とされている点に注意が必要です。「非でんぷん野菜」には、穀類やいも類は含まれません。

複数の栄養素を食品からとるほうが、がんのリスクを低下させる

かつては、緑黄色野菜に多く含まれるβ-カロテンががんに予防的に働くとされで、注目されでいました。しかし、喫煙者など肺がんリスクの高い人を対象に行われた無作為比較研究で、β-カロテンをサプリメントで大量に摂取することは逆に、肺がんリスクを高めてしまうことがわかりました。

この例からもわかるように、特定の成分を単独でとるよりは、複数の栄養素を食品からとるほうが、がんのリスクを低下させるという考え方が広がっています。

野菜を食べれば、食物繊維やリコピン、β・カロテンなど、いろいろな成分をとることができます。栄養成分は食品からとるのが基本です。がん予防としては、どれか一つの成分だけをサプリメントからとるような方法はすすめられません。

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