女性の排尿トラブル解消法:薬物療法

症状が強いほうの治療をまず優先

過活動膀胱、腹圧性尿失禁それぞれの治療に用いられる薬を紹介しましょう。

・過活動膀胱

過活動膀胱では、主に抗コリン薬が処方されます。膀胱の収縮は、副交感神経から放出されるアセチルコリンという物質が膀胱の排尿筋にある受容体に結合することで起こります。抗コリン薬はこの働きを抑え、膀胱が勝手に収縮するのを防ぐ働きがあります。

現在、国内で処方されている主な抗コリン薬は5種類です。副作用としては、口の中の乾きや便秘などがあります。

そのほか、膀胱をリラックスさせて過剰な収縮を弱める平滑筋弛緩薬の塩酸フラボキサートや、抗うつ薬の塩酸イミプラミンが使われることもあります。

・腹圧性尿失禁

一方、腹圧性尿失禁の場合、健康保険で認められている薬剤は塩酸クレンブテロールの1種類のみです。尿道括約筋を緊張させて尿道を締める作用があります。

そのほか、先ほど挙げた抗うつ薬の塩酸イミプラミンや、結合型エストロゲンなどの女性ホルモン薬が用いられることもあります。

過活動膀胱と腹圧性尿失禁が重なっている場合は、症状が強いほうの治療をまず優先します。

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