夜中に何度もトイレに起きる「夜間頻尿」

夜間頻尿は生命予後にも関わっている

就寝中にトイレのために1回以上起きることはありませんか?夜間頻尿は特に高齢者に多くみられる症状で、生活の質を低下させる大きな要因となります。

夜間頻尿は、過活動膀胱や前立腺肥大症などによる膀胱機能の低下で起きるだけでなく、夜間多尿や睡眠障害も
関連しています。夜間多尿とは、夜間の尿量が1日の33~35%を超える場合のこと。夜間に尿が増える原因には、加齢による心臓や腎臓の機能低下、抗利尿ホルモンの分泌低下が関連しています。

心臓、腎臓の機能が低下すると血流が滞り、下半身がむくみやすくなります。就寝で体を様にすると下半身にたまった水分が心臓や腎臓に循環され、尿となるので、結果的に夜間の尿量が増えてしまうのです。

また、抗利尿ホルモンは尿の生成を抑える作用があり、若い人では昼間より夜間における分泌が増えて尿量をセーブしていますが、高齢者では分泌のリズムが崩れやすく、そのため夜間でも尿量が減らないのです。

夜中にすぐ目を覚ましてしまう睡眠障害も、夜間頻尿を招く原因の1つです。トイレに行くから眠れなくなる、眠れないからトイレに行きたくなるといった悪循環が生じやすくなります。

さらに、夜間頻尿は生命予後にも関わっており、夜間の排尿回数が多いほど転倒のリスクが増し、死亡率も高くなることが報告されています。

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