男性の排尿トラブルの最大の要因は前立腺肥大症

肥大があってもそれだけでは病気ではない

男性の排尿トラブルの特徴は、「尿が出にくい」、「トイレが近い」といった症状が多くみられること。これらの最大の要因は、前立腺肥大症です。

前立腺は男性だけが持つ生殖器官で、膀胱の出口付近にあります。3つの領域があり、尿道を取り囲んでいる移行領域と、その外側に位置する中心領域、辺緑領域に分けられます。肥大するのは主に内腺と呼ばれる移行領域と中心領域の組織です。

肥大は40代くらいから始まり、50代で50%、60代で60%、70代、80代ではそれぞれ70%、80%の人にみられ、年齢を重ねるごとにその割合は増えていきます。

ただし、前立腺肥大だけでは問題とされることはありません。排尿トラブルが起こって初めて病気となります。

前立腺が肥大するメカニズムはまだ明らかになっていませんが、男性ホルモンの不均衡や動物性脂肪の摂取が多い西洋型の食生活が関連しているといわれています。

尿が途切れたりトイレが近いなど症状はさまざま

前立腺肥大症でみられる症状を大別すると、尿道への圧迫で起きる「閉塞症状」(排出症状)と、膀胱の刺激で起きる「刺激症状」(蓄尿症状)の2つに分けられます。

●閉塞症状(排出症状)

閉塞症状は、肥大した前立腺が尿道を圧迫して尿の通り道が狭くなるもので、尿の勢いが弱くなったり、切れが悪くなったりするなどの症状がみられます。

●刺激症状(蓄尿症状)

膀胱、特に前立腺に近い頚部への物理的な圧力や、尿道が狭くなり、排尿が滞ることによる膀胱への刺激から起こり、頻尿や残尿感などの症状がみられます。

なお、加齢や神経障害などで刺激症状が出やすくなった場合は、過活動膀胱を併発している場合もあります。

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