糖尿病になりやすいのはどんな人?

糖尿病はいろいろな因子が重なりあって発症する

「ブドウ糖のながれ」を乱す要因には「体質」と「環境」があります。「インスリンの分泌が鈍く、量が少ない」という体質が遺伝しているようです。糖尿病の方のお子さんにブドウ糖負荷試験を行い、インスリンの分泌状況を調べると、この特徴をお持ちの例が多いことが知られています。

この体質の方は、食べ過ぎや運動不足などが引き金になって糖尿病となるリスクが、そうでない体質の方よりも高いといえます。しかし、体が少量のインスリンでやりくりできている限り、糖尿病にはなりません。糖尿病になる前は誰も糖尿病ではなかったのです。

もう一つの環境要因は、食べ過ぎ・運動不足・肥満・ストレスなどの生活習慣の乱れ、そして加齢や妊娠などです。環境要因に対応すべく、すい臓はがんばってインスリンを多く分泌しますが、やがてインスリンの働きが低下します(インスリン抵抗性といいます)。

また、すい臓への過剰な負担はインスリンの分泌自体を減らすことになり、血糖値がますます下がらなくなります。

このように糖尿病は「体質」と「環境」、これらの因子が重なりあって発症します。治療に当たっては、血糖値のほかにインスリン量も測定すると、病気の様子がより詳しくわかります。

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