糖尿病にかかりやすい体質の人は環境の変化に注意を

糖尿病の家族歴がある人は注意が必要

血糖値が高くなくても、定期的に様子を見たほうがよい方々がいます。糖尿病の家族歴があり、なりやすい体質を受け継いでいる方々です。現在血糖値が高くなくても少しの環境の変化でも糖尿痛を発症しやすいので、定期的にチェックすることが重要です。

母が糖尿病で治療を受けている大学生が就職前に希望して受診したので、ブドウ糖負荷試験でインスリンの分泌反応を検査しました。インスリン分泌がとても低いのに血糖値は完全に正常でした。インスリンの働きがとてもよい状況、と説明しました。

ところが社会人になって1年目に約束通り再検査に来てくれて、調べるともう糖尿病状況になっていたのです。運動不足と会社の先輩との暴飲暴食で、体重が4kg増えていました。

上手に血糖値をコントロールする

もともとスリムな体型だったため、とても肥満にはみえません。インスリン分泌が低いうえにインスリンの働きが低下したため、糖尿病になったのです。でも積極的な運動励行と食事改善で、6カ月後には1年前の元の正常な状況に戻りました。

また糖尿病になりやすい体質を受け継いでいる女性は、妊娠による糖尿病(妊娠糖尿病)に注意して過ごす必要があります。妊娠7カ月を過ぎると胎児・胎盤が大きくなり、、母体の体重も増加しホルモンが変化します。そのために母体のインスリンの働きが弱まり、高血糖になりがちです。

胎児への影響を避けるため、妊娠末期だけインスリン注射による治療が必要になるケースがとても多いのです。ただし、出産と同時に、多くの方は妊娠前の状態に回復します。

このように糖尿病になりやすい体質を受け継いでいる方であっても、かかりつけ医のもとで定期的に診察を受けながら血糖値を上手にコントロールしていけば、健康な状態と変わらずに過ごすことができるのです。

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