糖尿病患者会への参加で生活習慣改善を

つらいのは自分だけではないことがわかる

糖尿病を悪化させないためには、病気についで正しく知る必要があります。

知識を得るにはさまざまな方法がありますが、すでに糖尿病である方は患者会への参加がおすすめです。患者会は有益な知識、情報が得られるだけでなく、同じ病気を抱えて理解し合える人たちが、励まし合いながら病気を克服できる、得がたい場といえるでしょう。

糖尿病の患者会は全国に7000以上あります。東京では約145あり、年々増えています。日本糖尿病学会に所属している東京都の患者会では年5回、歩く会(都内の名勝地を中心に)を、また糖尿痛の正しい知識が得られる講演会を行っています。

そうした中で病気の悩み事も患者同士で話せるので、つらいのは自分だけではないことがわかり、ずいぶん励まされるようです。

また会の中には、必ず模範的な患者さんがいて、自分の体験を詳しく話してくれます。模範的といっても、多くの人は最初からそうだったわけではありません。模範的になる前は、治療を途中で投げ出し、状態も悪くなり、合併症も進むばかり。

これではいけないと思って、生活習慣の改善を熱心に始め、病状が安定してきたという話は事欠きません。そのことが、いっそう他の患者さんを勇気づけるのです。

医者の忠告よりもインパクトがある

そうした方たちの話を開けるのも、患者会ならではのメリットでしょう。医師が忠告するよりも、はるかにインパクトがあると感じることもしばしばあります。

患者会は、患者さんだけでなく、いろんな方が集まって、みんなで活動内容を考えていくところも、大きな長所でしょう。糖尿病の患者さんが増える中で、「日本糖尿病療養指導士」という資格ができました。

糖尿病に熱心に取り組んでいる看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士がこの資格を取得しています。そういうスタッフが各々の立場で、患者会にかかわり、より充実したフォローがされています。

菅原正弘先生のクリニックも1994年に石神井地域で患者会(石神井公園友の会)をつくり、歩く会や講演会などを行っています。クリニックの待合室ではできない患者さん同士の、また医師や医療スタッフとの親密なつながりもできて、率直に言いたいことが言い合えるような良好な関係がつくれているのではないかと思っています。

どんな薬を飲んでも生活習慣がきちんとしてないと、悪化するのが糖尿病です。生活習慣の改善は簡単そうでいて、なかなか難しいのですが、患者会に参加している方を見ていると、こちらが励まされるくらい上手にコントロールされています。

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