人から人へうつるウイルスの感染症「伝染性紅斑」

くしゃみやせきなどによる、飛沫感染が中心

「伝染性紅斑」という感染症が、流行する兆しがあります。両ほおが赤くなることから、俗称としてリンゴ病といわれる病気です。

この病気は、ほおが赤くなることのほかに、鼻水やせき、のどの痛みなど感冒(かぜ)のような症状、それから手足や背中、胸に発疹が起こります。発疹は、ブツブツした丘疹や水ぶくれではなく、平らでレースのような模様になります。

病原体は「ヒトパルボウイルスB19」と呼ばれるウイルスで、人から人へと感染します。感染のしかたは、くしゃみやせきなどによる、飛沫感染が中心です。

伝染性紅斑は夏に流行しやすく、これまでの例ではピークは7月に集中しています。近年流行したのは、1987年、92年、97年、2001年、07年、12年で、4~6年の周期で流行を繰り返しています。

これまでの経験から、流行する年の前年秋以降から雁患者数が増えるという特徴が見られます。2010年秋以降は前年09年よりも発症数が増えていて、現在も継続していることから、今夏の流行が推測されているのです。

なお伝染性紅斑は「5類感染症定点把握疾患」に定められていて、毎週全国約3000カ所の小児科定点より流行状況が報告されています。

スポンサーリンク


  • このエントリーをはてなブックマークに追加