熱中症が年々増えています

熱中症の死亡例も多い

去年の夏の暑さを覚えていますか。6月から8月の全国の平均気温は、統計を開始した1898年以来の113年間のうち最も高い気温で、猛暑日(1日の最高気温が35℃以上)、真夏日(同30℃以上)、日最低気温25℃以上の日数も、平年を上回った所が多くみられました。

1日の最高気温が28℃を超えると熱中症による救急搬送件数が増えるといわれています。総務省消防庁によると、2018年の夏(7~9月)は全国で5万人以上の方が熱中症により救急車で病院に運ばれました。その数は2015年の約4倍となっており、昨夏は飛びぬけて多かったことがわかります。

熱中症とは高温多湿な環境において、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻したりするなどして発症する障害の総称です。症状は、軽症、中等症、重症の三つに分けられます。

救急車で運ばれた方の傷病程度を見ると、軽症が半数以上となっていますが、重症や死亡も確認されており、熱中症の怖さを物語っています。

熱中症の死亡件数は近年増加しています。1973年から2015年までの42年間で7625件ありますが、1968年から1993年までは100件を超した年は数える程度でした。最高気温が上昇した1994年は589件と急増し、以後増加傾向にあります。

乳幼児と高齢者・スポーツ中は熱中症のハイリスク

この42年間の熱中症による死亡数を年齢階級別・性別にすると、全体的に男性のほうが女性より多く、75歳を超えると女性が多くなります。

年齢別にみると、0~4歳、15~19歳、55~59歳および80歳以上で熱中症の発生が多くみられます。0~4歳は281件あり、そのうち0歳が154件と半数以上を占めています。

男性の15~19歳のピークはスポーツ活動中の発生と考えられています。近年では低年齢層においてもスポーツ中の熱中症が増えているそうです。

30~59歳は労働場面での発生とされ、65歳以上になると運動や労働の場面というより日常生活の中での発生が多いと推測されています。

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