風がなく湿度が高い日は熱中症に要注意

急激な温度変化や作業活動・時間も発症に関係

ヒトは恒温動物といって、自分の体温を36~37℃の範囲に保つよう調整する機能が体に備わっています。高温環境やスポーツなどによって体内で著しい熱が産生されると、熱を体外へ放出するために自律神経を介して皮膚の毛細血管の拡張や発汗により体温を低下させます。

しかし、気温・湿度が高い、風がない、日差しが強いといった環境にさらされたり、暑さに対する抵抗力が十分でなかったりすると、体温調整機能がうまく働かなくなり、熱が体内にたまって体温が上昇します。この状態が熱中症で、その名のとおり「熱に中ったことによる症状」を指します。

かつては「日射病」という言葉が広く使われていましたが、日射病は屋外での太陽からの日射で体温調節機能が障害された状態です。熱中症は日射病に加え、夜間や室内での温熱ストレスによる障害も含んでいます。

気温が高くなり始めのころや、急激に上昇したときなど、体が暑さに対応できず、熱中症が起こりやすくなります。加えて熱中症の発症には気温や湿度などの環境因子だけでなく、暑さに対する体の抵抗力も大きく関係します。

また、趣味で散歩をしたり、スポーツを楽しむ人も多いと思いますが、運動や労働などの身体活動の強度によっても熱中症のなりやすさが変わります。

活動の強度は「軽い」、「中等度」、「強い」の三つに分かれていますが、強度だけでなく時間も影響しているとされ、買い物や掃除などの軽い身体活動でも、適度に休息を取り入れながら行うことが大切です。

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