熱中症予防のポイント

熱中症予防のポイント1:汗をかける体づくり

上昇した体温を下げるためには、汗をかくことが非常に重要です。熱中症になりにくい体づくりは、まず汗腺機能を高めることが基本となります。汗腺の数は生まれた時から決まっているとされていますが、普段は機能していない汗腺もあり、トレーニングによって鍛えることが可能です。

これからの時期なら週に2回程度、ウオーキングなどのうっすら汗をかく軽い運動を1カ月続けてみましょう。汗をかきやすくなるだけでなく、脱水状態にもなりにくい体質になるといわれています。

ただし、暑い時に無理に行わないことも大切。また、汗腺機能を鍛えるためには、サウナも効果的です。

熱中症予防のポイント2:水分・塩分の補給

これまで述べた通り、体の中の水分が不足すると、熱中症発症のリスクが高くなります。水分が1日に出入りする量は成人男子で2・5ℓとされ、食事や体内で作られる水1・3ℓと飲み水1・2ℓが体内に入り、尿や便で1・3ℓ、汗や呼吸で1・2ℓが体外へ排泄されます。

1日1・5ℓの水分はとるようにしたうえで、暑い日は身体活動の強度に関わらず発汗が増えますので、それに見合う量を補給するようにしましょう。

特に就寝や入浴、スポーツの前後・途中、飲酒後は水分が不足しがちなので十分に補給してください。暑い所に出かける時などは、あらかじめ水分を補給しておいてもよいでしょう。

さらに、水分の種類にも十分注意が必要です。多量の汗をかいている時は、塩分を含んだスポーツドリンクなどが適しています。また、お茶に関しては、麦茶はよいのですが、緑茶は含まれるカフェインに利尿作用があるため注意が必要です。

同様にアルコールも利尿作用が強く、飲んだ量以上の水分を排泄してしまいます。いくら飲んでも水分補給には適さないことをお忘れなく!

熱中症予防のポイント3:通気・吸収のよい服装

熱の放散が大きく、熱の獲得を最小限にすることが、熱中症を予防する服装の条件です。

まずは通気性をよくすること。空気の通り道があると、清涼感を感じることができます。長ズボンより半ズボン、ズボンよりスカート、長袖より半袖のほうが通気性はよくなります。

素材は汗などの水分をいかに素早く吸収し、発散できるかがポイント。注目されているのがポリエステルなどの合成繊維で、綿と比べるとより速く水分を吸収して蒸発するので、汗をかいても快適に過ごせます。インナーとして着るとよいでしょう。

色は日射などの熱を吸収して熱くなる黒色系のものは避けたほうが無難です。最も熱の吸収率が低いのは白色系ですが、日傘の場合は、肌に届く前に熱を吸収する黒色のほうが勧められます。

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