熱中症対策に必需品のミネラルウオーターには種類がある

市販の水=ミネラルウオーターではない

ひと昔前までは、「水を買うなんて」と思われていたミネラルウオーターも、今や暮らしの必需品となりました。とはいえ、ミネラルウオーターについて、実際のところはよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

現在わが国では国産と輸入品を合わせ、約1000銘柄のミネラルウオーター類が流通しています。数の多さに驚かれる方が多いでしょう。ではこのミネラルウオーター、どれも同じなのでしょうか。

一般に市販されている水は、原水の種類や処理の方法によって主に3つに分類されています。

農林水産省の品質表示ガイドラインによれば、その内訳はナチュラルウオーター、ミネラルウオーター、ボトルドウオーターのようになっています。ただし、これはあくまでも日本国内での基準にすぎません。

実際、世界の多くの国々では「CODEX(コーデックス)」と呼ばれる国際規格を採用しており、日本の基準とはかなりの隔たりが見られます。さらにその定義は国によってさまざまで、これには、水に対する文化や考え方の違いも影響しているといえるでしょう。

わが国のミネラルウオーターの定義も、厳密には統一されていないのが現状です。しかしミネラルウオーターが店頭に並ぶには厳しい基準をクリアする必要があるので、安心・安全なことは間違いありません。

ミネラルウオーターがおいしく感じられる理由

近年ここまでミネラルウオーターが普及した背景には、外で気軽に買えて便利、持ち運びに便利などの利便性のほかに、水そのものの味わいによる部分が大きいと思われます。

ミネラルウオーターのおいしさの秘密はどこにあるのでしょうか。

まず大きな理由としては、水道水のように塩素消毒がなされていないため、カルキ臭がしないということが挙げられます。

また、国産に限っていえば、その製造基準もおいしさに貢献しているといえるでしょう。日本の食品衛生法では、すべてのミネラルウオーター類は、85度で30分間の加熱殺菌をすること(またはそれと同等以上の効果を持つ殺菌または除菌を行うこと)が義務付けられています。

これにより、水中のほとんどの微生物は死滅し、有害な化学物質は気化してなくなるので、より不純物の少ない水となります。その結果、飲んだときに余計な雑味がなく、すっきりとクリアな味わいが感じられるのです。

さらには、輸入品も含め、ミネラル成分量の違いや炭酸の有無など、それぞれに個性豊かな味が楽しめるのも、ミネラルウオーターならではの魅力といえます。

では、その中から自分に合った水を選ぶには、どうすればいいのでしょうか。

そこで注目したいのが、ラベルの表示です。細かい成分や採水地などが明記されたラベルは、いってみればその水のプロフィールのようなもの。ラベルを読むことで、秘められた水の個性を発見することができます。

ミネラルウオーター類の安全性はどう決まる?

東日本大震災に伴う水不足の際には、見慣れたペットボトルが店頭から姿を消し、代わりに初めて見るような輸入品の水が販売されるといったこともありました。そこで気になるのが、ミネラルウオーター類の安全性です。

国産に関していえば、食品衛生法の成分規格によってその安全性はしっかり確保されています。さらに輸入品についても、それぞれの国の安全基準を満たし、なおかつ日本国内の成分規格に合致したものだけが流通されているので、安心して飲むことができます。

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