甲状腺の病気はなりやすい体質に何らかの要因が重なって発症する

必ず発症するとは限らない

甲状腺の病気にはさまざまな種類がありますが、患者さんの数で見るとバセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍の三つで全体の9割以上を占めています。バセドウ病は20~30代女性に、橋本病は40代以上の女性に多いという特徴があります。

家族にバセドウ病や橋本病の人がいると、発症しやすいというデータがあります。ですから、問診では家族歴を聞かれます。ただしバセドウ病の親から一卵性双生児が生まれた場合、一人がバセドウ病でももう一人がバセドウ病になる確率は35%程度といわれます。

また、バセドウ病を発症した人で親族にバセドウ病の人がいる確率は17%ともいわれます。つまり病気になりやすい体質はあっても、必ず発症するとは限らないのです。

病気になりやすい体質の素因に何らかの環境要因が重なったときに、免疫が働いて自己抗体がつくられ、自己免疫システムにトラブルが起こり発症すると考えられています。

甲状腺の病気は多くが治療をすれば治りますが、早期発見が大切です。検査法が進歩し、精度の高い診断ができるようになりましたので、病歴のあるご家族がいる方は、症状がなくても早い時期に検査を受けることをおすすめします。

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