甲状腺腫瘍の80%以上は良性のもの

悪性のものは大半が甲状腺がん

バセドウ病でも橋本病でも、甲状腺の器質性変化(形の異常)が症状の一つです。形の変化には「びまん性」という甲状腺全体が腫れるものと、「結節性」と呼ばれる、一部や全体にしこり(腫瘍)ができるものがあります。

前者の変化を「びまん性甲状腺腫」、後者を「結節性甲状腺腫」と呼びます。

腫瘍のうち問題となるのはがんですが、甲状腺腫瘍の80%以上は良性のもので、積極的な治療の必要はありません。

①単純性びまん性甲状腺腺種

単に甲状腺全体が腫れているだけで、甲状腺ホルモンの値には異常がなく、痛みなどの症状もありません。特別な治療の必要はなく、経過観察だけを行います。

②切結節性甲状腺腫

良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)があります。

良性のものには腫瘍が一つの甲状腺腺腫と、複数の腺腫様甲状腺腫があります。いずれも甲状腺の機能には問題はなく、しこり以外の症状はありません。しこりの大きさは、さわっても全くわからない程度のものから、下を向けないくらい大きなものまでさまざまですが、食事や呼吸ができなくなるようなことはまずありません。

また良性のものが悪性化することは、ほとんどなく、慎重に経過観察を続けていきます。一方、悪性のものは大半が甲状腺がんであり、5倍の頻度で女性に発症します。

甲状腺がんには五つの種類があります。

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