尿路結石が見つかったら放置しないで検査・治療を

人間ドックなどで、無症状の尿路結石が見つかる人がふえています。痛みがないからと放置していると、突然の激痛に襲われたり、合併症を引きおこし、治療が長引いてしまいます。早めに検査・治療を受けましょう。

症状の有無にかかわらず早めに泌尿器科の受診を

強い痛みや血尿の症状があれば、医療機関を受診する気になるでしょう。しかし、背中や腰に鈍痛や違和感がある程度なら、もう少し様子をみようと思いがちです。

人間ドックなどで腎結石が見つかると、〝石がありますが、症状がないので経過をみましょう″などといわれることもあるようです。しかし、腎臓内で大きくなった結石が無症状のうちに腎臓を圧迫していることもあり、治療が遅れると腎臓の機能が低下してしまう場合もあります。結石が見つかったら、症状の有無にかかわらず、早めに泌尿器科を受診しましょう。

尿路結石の検査には、尿検査、血液検査、X線検査、超音波検査などがありますが、大小さまざまな結石を正確に見つけるためには、Ⅹ線CT検査を受ける必要があります。

結石が小きく、尿の通過障害などがない場合には、水分摂取や薬剤で自然な排石を促します。それが困難な場合には、結石を砕く治療が検討きれます。

小さい結石は自然排石を促す「保存療法」

結石が小さいほど、尿と一緒に自然に排石できる可能性が高く、排石されるまでの期間も短くなります。尿管結石の場合は、7~8mmくらいまで自然排石が期待できます。

自然排石では、水分を十分にとることがとくに重要で、それにより尿の量がふえ、尿管の動きが活発になり、排石されやすくなります。

きらに排石を促すために、α1遮断薬やカルシウム括抗薬という薬剤が用いられることもあります(健康保険は適用外)。また、尿管結石に伴って痛みがある場合には、非ステロイド系抗炎症薬などの鎮痛薬が用いられます。

保存療法を受ける場合も、経過観察のため定期的な受診が必要です。食事療法もあわせて心がけましょう。

ただし、結石が小さくても腎臓の機能が低下している場合には保存療法は行えません。その場合は、主治医とよく相談して治療法を決めていくことになります。

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