尿路結石の溶解療法

もっとも多いのがカルシウム結石

尿路結石を成分で分類した場合、もっとも多いのがカルシウム結石、そのほかに尿酸結石とシスチン結石などがあります。このうち、尿酸結石とシステン結石はアルカリ性で溶けやすいため、尿をアルカリ化させるクエン酸製剤で結石を溶かす溶解療法が可能です。

より効果を高めるために、尿酸結石では尿酸の生成を抑えるアロプリノールという薬を、シスチン結石ではシスチンを溶けやすくするチオプロニンという薬を併用します。

●からだの外から衝撃波を当てる「ESWL」(体外衝撃波結石破砕術)

専用の装置を使って体外から衝撃波を当てて結石を砕き、尿と一緒に排石できる大きさにします。衝撃波は結石だけを砕き、周辺の臓器や組織は傷めません。結石を砕いたあとは、自然に排石されるのを待ちます。

腎結石や尿管結石など、ほとんどの上部尿路結石に対応できる治療法です。からだへの負担が少なく、尿路結石の治療の大半を占めています。

●普及がめざましい内視鏡治療「TUL」(経尿道的結石破砕術)

尿道から尿管へ内視鏡を挿入し、モニターで結石を確認しながら、内視鏡の先端からレーザーを照射して結石を砕き、取り出します。

結石を直接観察しながらレーザーを当てるため、確実に破砕することができ、ESWLで砕けなかった硬い結石や、腎臓の奥や尿管にある結石でも治療することができます。また、治療時に破石を取り出すこともできます。

●腎臓に孔を開ける内視鏡治療「PNL」(経皮的結石破砕術)

20mm以上の腎結石やサンゴ状結石、ESWLでは破砕できない硬い結石、尿管狭窄など、比較的治療が難しい
症例で行われます。

背中から腎臓にかけて小さな孔を開け、細い筒を入れてトンネルをつくります。そこから腎盂鏡という内視鏡を挿入し、モニター画像を見ながらレーザーや超音波などで結石を砕き、トンネルを経由して砕いた石を取り出します。

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