「不整脈」をよく知って対処しよう

健康診断などで「不整脈」と指摘されると、重い心臓病かもしれないと不安になりがちです。しかし、不整脈には命にかかわるものもあれば、放置してもよいものもあるなど、いろいろなタイプがあります。代表的な不整脈に、「心房細動」と、突然死の大半を占める「心室細勤」の2つがあります。不整脈に対する正しい知識をもって、適切に対処しましょう。

心配のないタイプから危険なタイプまでさまざま

私たちの心臓はポンプのように収縮と拡張をくり返し、全身に血液を送り出しています。この収縮と拡張の一定のリズムを「拍動(脈)」といいます。不整脈とは、本来は規則正しい心臓の拍動のリズムが不規則になったり、異常に速くなったり遅くなったりしている状態をいいます。

健診などを受けて自分が不整脈だとわかると「重い心臓病かも…」と不安を感じる人が多いかもしれません。しかし、健康な人でも一時的に不整脈がおこることは多く、治療の必要がない良性の不整脈の場合もあります。

症状の有無や強さで自己判断するのは禁物

不整脈など心臓の病気に詳しい心臓血管研究所の山下武志先生は、

「不整脈があったとしても、必ずしも自覚症状があるわけではありません。たとえば、代表的な不整脈である”心房細動”の患者さんたちに行った当院の調査では、4分の3の人が無症状か軽い症状しかおきていませんでした。健診で初めて不整脈が見つかる人もいますが、不整脈のタイプまではわかりません。ですから、健診で不整脈と診断されたら、たとえ自覚症状がなくても循環器内科で精密検査を受け、不整脈のタイプや重症度を調べておくことが第一です」

といいます。

山下先生によれば、日ごろから自分の脈の状態を知っておくと、不整脈に気づきやすいといいます。

起床時や就寝前などの安静時に脈をとる習慣をつけるとよいそうです。脈が「トン・トン・トン…」と一定のリズムを刻んでいれば正常ですが、リズムが乱れたり、異常な速度だったりする場合は不整脈の疑いがあります。

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