「捨てる」ことは、物や人間関係とのリセット

季節の変わり目のときが片付けのチャンス

昔に比べて豊かで便利に物が手に入る現代社会において、物を捨てて片付いていくとスッキリするのはどうしてでしょうか。

机の上や部屋の中のいらない物がなくなれば、物理的にはもちろんですが、片付けた自分も充実した気持ちになります。片付いた机の上など、結果がはっきり目に見えれば、気持ちがスッキリするのは当然のことだと思います。

誰でも、片付けができればスッキリすることは知っています。しかし片付けようとして行動を始めるまでが大変なのです。面倒だから、あとでもいいやなどと、先送りにしてしまうことが多いのではないでしょうか。具体的には、季節の変わり目のときなどは、衣類を入れ替える必要が生じてきます。このときが、片付けのチャンスです。

実際に片付けようとしたとき経験するのは、お気に入りの服や思い出の写真など、愛着があってなかなか捨てられないものがあることです。片付け本が人気を博しているのは、この愛着やこだわりに打ち勝って「捨てる」ことが、かなり難しいからかもしれません。

「捨てる」ことは、とてもポジティブな行動

はじめは躊躇してなかなか捨てられないものでも、思いきって数個ゴミ袋に放り込むと、その先はさほど迷わなくなり、ボンボン捨てることができるようになります。「物への愛着、こだわり」よりも、「捨てる快楽」のほうが、勝ってくるからです。

「捨てる快楽」には、過去に踏ん切りをつけられることや、片付いたあとの未来への強い期待感があるからかもしれません。気持ちも前向きになっているので、あとで「あの服、捨てなければよかったな」と思っても、それほど引きずることはないと思います。

捨てるのは、書類や衣類だけではありません。職場を異動するとき、あるいは会社を辞めるときなど、ある意味「仕事関係の緑をいったん捨てる」ときにも、気分は高まります。

「もうこんな職場ともおさらばだ」という爽快感もあれば、「いい職場だったので、名残惜しい」という未練が混ざっていることもあるでしょう。どちらの場合も、いったん「リセット」することで、気持ちも行動も前を向くことができます。

「捨てる」ことは、物であれ人間関係であれ、「リセット」と考えましょう。自分から離れてしまうという悲観的なとらえ方ではなく、物も他人も、そして自分も「リセット」して、前向きな気持ちになれると思いましょう。「捨てる」ことは、とてもポジティブな行動なのです。

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