LDLコレステロールの危険因子

危険因子の有無によって管理目標値が異なる

LDLコレステロールは動脈硬化の主役です。しかし、血管壁への取り込まれやすさは危険因子の有無によって変わってきますので、危険因子の有無によって管理目標値が異なってきます。

2007年に改定された、動脈硬化性疾患予防ガイドラインによれば、LDLコレステロール値の管理目標値は危険因子が1つもなければ160mg/dl未満に、1つないし2つ持っていれば140mg/dl未満に、3つ以上持っていれば120mg/dl未満になります。

糖尿病や脳梗塞の既往のある患者さんでは危険因子の数によらず120mg/dl未満にします。狭心症や心筋梗塞の既往のある患者さんは、さらに厳しく100mg/dl未満にします。米国では70mg/dl未満が推奨されています。

この場合の危険因子とは①年齢(男性45歳以上、女性55歳以上)②血圧高値(130/85mmHg以上)、③HDLコレステロール値40mg/dl未満、④血糖値の異常(空腹時血糖値110mg/dl以上)、⑤喫煙、⑥狭心症、心筋梗塞の家族歴となっています。

中性脂肪値は含まれていません。虚血性心疾患の方に特に厳しいのは、動脈硬化が進んでいることが明白だからです。

また、LDLコレステロール値を60mg/dl未満にすると、いったん起きた動脈硬化が退縮することがわかってきましたので、リスクを重複して持っている方は、よりLDLコレステロール値を低い値に持っていくような方向に向かうことが予想されます。

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