糖尿病の治療の基本は食事療法と運動療法

糖尿病の運動療法もメタボの運動療法も基本的には変わらない

糖尿病の合併症が進行するのは、放置例、治療中断例に多いので、治療法以前の問題として、まず診察を定期的に受けることが重要です。

さて、糖尿病の治療の基本は食事療法と運動療法で、よく車の両輪にたとえられます。「すべての栄養素をバランスよく摂りながら、摂取エネルギー量を抑える」、これが食事療法のキーポイントということになります。

1200キロカロリーの糖尿病食は最低限度の栄養素が不足なく摂取できる究極のダイエット食なのです。バランスがいいというのは、糖質は55~65%、蛋白質は15~20%、脂質は20~25%になる食事をいいます。それでは、どのように食事を摂ればこのような配分にできるのでしょうか?

これを解決するために考え出されたのが、日本糖尿病学会編『糖尿病食事療法のための食品交換表』です。食品交換表はその名前の通り、80キロカロリーごとの典型的な食品を主な栄養素ごとに6表に分類して提示し、それと交換できる主食、主菜、副菜などをカラーで表示しています。

食品交換表では80キロカロリーを1単位としています。卵1個が1単位、ご飯かるく茶碗に1膳あるいは1斤6枚切りのパン1枚が2単位、1200キロカロリーであれば1日に主食を7単位、おかずを3単位、牛乳を180ml程度飲みます。

野菜、海藻、きのこは300g以上摂ります。適量の果物も摂る必要があります。適量とは1単位です。りんごなら約半分、みかんなら2個程度です。

食事療法だけで減量した場合の大きな問題点が2つあります。1つは筋肉量が減ってしまうことです。体重が減っても体脂肪率は変わらないということになります。ダイエットした後で再度太ると、無くなった筋肉の代わりに脂肪がつきます。

2つめは基礎代謝が減り、消費力ロリーが少なくなり、省エネ人間になってしまうことです。運動をしながら減量すると基礎代謝は落ちません。糖尿病の運動療法もメタボの運動療法も基本的には変わりません。

心拍数が90回/分以上に上がる運動を継続する速歩やジョギングのような有酸素運動が最も効果があります。こういった運動はインスリンの作用を高める効果があり、結果として血糖値が下がります。

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