皮膚のたるみを防ぐためには最初にサラダなど生野菜を先に食べる

皮膚のたるみと骨租しょう症が関係している

皮膚がたるんでくるとき、私たちの体では、何が起こっているのでしょうか。

皮膚の真皮にあって、その構造を支えているコラーゲンは、加齢によって古くなり、劣化してきます。コラーゲンを作り出す線維芽細胞も、加齢でその産生機能が弱まると、新しいコラーゲンが作り出されにくくなるので、古いコラーゲンがたまるのです。

こうして劣化した真皮や表皮は、薄くなり弾力を失って、たるんでくると、一般的にはいわれています。この説明に間違いはありませんが、ここでお話ししたいのは、もっと根本的な変化です。

老化によって生じるのは、皮膚の変化だけではありません。加齢によって、骨も変性します。骨租しょう症という病気をご存じだと思います。骨が潰れて背骨が曲がるなど、ハッキリ目で認知できなくても、加齢によって、体の各所で骨租しょう症が進行し、私たちの骨は徐々に縮んでいくのです。

実は、これが皮膚のたるみとも関係しているのではないかと、考えられるようになってきました。

骨が縮むと、どうなるでしょう。顔の場合、加齢によって変化を受けやすいのが、顔面骨です。顔面骨がしだいに縮み始めると、眼高(眼球がおさまる骨のくぼみ)は外側が下がり、ほお骨も下がり、下あごの骨が小さくなって、口もとがつぶれてきます。

こうして、顔の中身である顔面骨が縮んだ結果、骨の外側を覆っている筋肉や皮膚が、たるむことになるのです。

背骨が縮んでボディラインにたるみが生じてくる

顔の中身である顔面骨が縮んだ結果、骨の外側を覆っている筋肉や皮膚が、たるむことになります。例えば、フルーツのプルーン。新しいプルーンは、果肉も皮もハリがあり、弾力もあります。それが古くなると、果肉は弾力を失い、皮はシワシワになり、たるんできます。

このとき、種を取り出して、新しかったときと比べると、種も縮んでいるはずです。逆に、中身の種が縮んだ結果、外側の皮もたるむことになるわけです。

私たちの体で起こるのも、これと同じような現象です。この現象は顔だけでなく、全身で起こります。背骨が縮んだ結果、ボディラインにも、たるみが生じてくるのです。

では、たるみを防ぐためには、何をすればよいでしょうか。それには食事、運動、精神の3つが大事だと、近畿大学医学部奈良病院皮膚科教授の山田秀和先生は考えています。

食事方法としては、最初にサラダなど生野菜を先に食べてから、主食を食べるようにします。昔から、ひと口食べたら30回かめといわれてきましたが、ひと口30回は、現代人にはハードルが高すぎるので、20回はかむように心がけましょう。

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