20分程度の短時間の昼寝がお勧め

「昼寝」は睡眠時間を確保できない人にお勧め

心身の疲れを回復させるために、睡眠は必要不可欠です。

日中に活動していると、脳には、非常にたくさんの情報が送られてきます。パンク寸前になった脳は、夜、私たちが寝ている間に、それらの情報を整理したり、必要なものを記憶したりします。そうすることで、翌朝から再び、正常な指令を全身に送ることができるのです。

また、寝ている間には、成長ホルモンをはじめ、さまざまなホルモンが分泌されます。それらが細胞の再生・修復や、老廃物・疲労物質の排出などの、体のメンテナンスをしてくれるのです。病気を防ぐための免疫力も、睡眠中に高まります。このように、睡眠には重要な役割がたくさんあるのです。

そうした夜の睡眠をきちんと取ることで、起きているときに、最大限の能力が発揮されます。睡眠時間を削って活動しては、昼間にべストな自分を出せるはずもなく、本末転倒です。

そうはいっても、忙しい現代人は、睡眠時間をしっかり確保できない場合もあるでしょう。そこで雨晴クリニック副院長の坪田聡先生は、睡眠の専門家として、およそ20分程度の短時間の昼寝をお勧めしています。

20分程度とするのは、30分以上の昼寝を取ると、「睡眠慣性」、つまり強い眠気が生じるためです。そうなると、目覚めた後、仕事や勉強に戻るのに、時間がかかってしまいます。

ちなみに、「シエスタ(昼寝)」の習慣があるスペインなどで健康調査を行ったところ、「毎日90分の仮眠を取る人は、30分以下の仮眠を取る人に比べて、病気になりやすい」という結果が出ました。このことから、30分を超える昼寝は、頭が非効率になるだけでなく、体にもよくないといえます。

「昼寝」は1分だけでもOK

忙しい現代人は、睡眠時間をしっかり確保できない場合もあるでしょう。そこで雨晴クリニック副院長の坪田聡先生は、睡眠の専門家として、およそ20分程度の短時間の昼寝を勧めています。

昼寝のタイミングですが、眠気のピークに照らすと、昼の12時から15時がベスト。15時以降は禁物です。遅い時間に仮眠を取ると、夜の寝つきが悪くなってしまうためです。

ただ、会社勤めの人などは、「眠気が来たら昼寝する」というわけにはいかないでしょう。そんな場合は、昼休みなどを利用して、眠気を先取りします。

もし、1時間昼休みがあるとしたら、最初の30分で食事を済ませ、残りの30分のうちの20分を、仮眠に充てるのです。頭がスッキリとして、午後の仕事もはかどるでしょう。

とはいえ、忙しくて昼休みも取れない、という場合もあります。そんなときには、1分だけでもかまいません。

「1分だけの昼寝なんて、ありえない」と思うでしょう。確かに、夜のようにぐっすり眠ることはできません。
ただ、目を閉じて、目から入ってくる情報を遮断するだけでよいのです。これだけで、脳細胞、特に大脳皮質が休まります。

スポンサーリンク


  • このエントリーをはてなブックマークに追加