氷上の知的なスポーツ「カーリングクラブ」

100%体力勝負ではないので、長くつづけられる

冬季オリンピックで、男女ともに日本の活躍が期待される力-リング。今回は「東京力-リンククラブ」の練習会を紹介します。練習会は同クラブの体験スクールを2回以上受講した人が参加可能で、練習の内容は参加者が自分たちで決め、お亘いにプレーを教え合う形で行われます。

クラブ代表で40代会社員の生山淳裕さんはこの日、デリバリー(ストーンを投げること)のフォームを練習。国内の力-リング選手権にも出場している会員の渡辺祥子さんが、生山さんのフォームを見て「左右の肩を平行に」とアドバイスします。「上半身が左右どちらかに傾くと、ストーンはうまく投げられません。狙いどおりに投げるためにはフォームが大事」と渡辺さん。

隣のリンクでは別の参加者たちによる試合が始まり、「イエス!」という声が響きます。声を発しているのはハウス(円)に立つ「スキップ」と呼ばれる人で、ストーンが狙うべき位置などを指示する、いわゆる司令塔です。

「イエス」はスイーピンク(ストーンが進む先をブラシで掃くこと)をする2人に、「掃いて」と指示するかけ声で、ほかにも決められたかけ声がいくつかあるそうです。

スイーピンクには、ストーンの通過する前の氷を溶かすことによって、ストーンをよりスムーズに、長く滑らせる重要な役割があります。「氷の状態は刻々と変わります。その状態を読み、滑りやすさや相手のストーンの位置を見て、どこにストーンを置くか作戦を立てます。このかけ引きも楽しい」と、生山さんは話します。

試合では、一方のチームがハウス内の2つのストーンの間を通し、ストーンを見事、中心近くに寄せて大逆転。渡辺さんは「展開がワンショットで劇的に変わるのが、力-リンクの魅力」といいます。多彩なショットの使い分けも作戦のうち。力-リンクはテクニックや戦略が大切。100%体力勝負ではないので、長くつづけられます。

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