「水虫になったとき」のセルフメディケーション

水虫は、カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が足の皮膚に感染し、かゆみなどをおこす皮膚病です。水虫に効くOTC医薬品(市販薬)は、スイッチOTC医薬品(医療用から市販向けに転用した薬のこと)の抗真菌薬が中心で、症状がなくなっても1カ月以上塗りつづけることが大切です。

ジュクジュクするタイプの水虫には軟こう、かかとのガサガサには液剤が向く

水虫の薬には、ラノコナゾール、テルビナフィン塩酸塩、ブテナフィン塩酸塩など、抗真菌作用のある成分を含んだOTC医薬品が数多くあります。軟こう、液剤、クリームなどさまぎまな種類があるので、次のように症状や患部の状態に合わせて選ぶとよいでしょう。

・足のゆびの間にかゆみの強い水疱ができるタイプ、皮がむけてジュクジュクするタイプには、刺激の少ない軟こうが向いています。

・かかとの角質層が厚くなってガサガサしているタイプには、浸透しやすい液剤や角質を軟化させる尿素が入ったクリームが向いています。

ただれたり、傷があるところに液剤やクリームを使うと、刺激を感じることもあります。自分にはどのタイプが向くか、薬剤師や登録販売者のアドバイスを受けて購入しましょう。

水虫の薬は、1日1回使用するものが多く、皮膚がやわらかくなっているお風呂上がりの使用が効果的。薬はゴシゴシすり込むと、皮膚の炎症やかゆみを誘発するので、こすらず薄く塗るようにします。早く治したいからと決められた回数以上に塗ると、かぶれることもあるので、使用上の注意を守り、正しく使うことが大切です。

きちんと薬を使っていれば2~3週間で症状はなくなりますが、白癬菌は完全に消えていないので塗るのをやめると再発する可能性があります。最低でも1カ月間は根気強く塗りつづけましょう。

水虫と似ている病気(汗疱:かんぽう、掌蹠膿疱症:しょうせきのうほうしょう、カンジダ症など)があるので、しばらく薬を使用しても効果がなかったり、症状が悪化するようなときは、皮膚科を受診しましょう。また、爪が白く濁ってもろくなる爪水虫(爪白癬)は治りにくいので、皮膚科での治療をおすすめします。

家族にうつさないためにも水虫の日常ケアを

・帰宅後すぐに足をゆびとゆびの間まで洗い、乾いたタオルで拭いて乾燥させる。

・靴の中を乾燥させるために、毎日同じ靴を履かない。

・浴室マット、タオルなどはきちんと洗濯しこ日光でよく乾燥させる。

・スリッパやタオルなどの共用を避ける。

・窓をこまめに開けて通気をよくし、室内が高温多湿になるのを防ぐ。

・こまめに床を掃除しこ清潔な状態を保つ。

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