ついつい他人と比較してしまう

つい比較ししまう「くせ」がついている

「周りの人と比較して落ち込む」 「すぐ人と比べてしまう」という悩みをもつ人は多いです。同級生が自分より収入が高いといい気分がしない、友人の子どもが有名大学に入ると自分の子どもと比較して喜べない、知り合いがマンションを購入すると面白くない、などなど。「比較して落ち込む」話はどこでも聞くものです。

私たちは周囲と比較して自分の存在を確認する傾向があります。たとえば、自分の給料が月30万円だとして、周囲の人たちの給料が10万円なら結構満足しますが、50万円だとしたら、不満足な気持ちになったりするものです。

給料の金額が、周りと比較して相対的に高いか低いかで、自分の価値を測り、気分に影響が出るのです。つい比較してしまうのは、子どものころから比較されて育ち、ほめられたり、叱られたりすることで、自然と心の中に培われてしまっているから、ともいえるでしょう。

問題は、他者との比較では、自己肯定感(ありのままの自分を止目定的に認める感覚)を低下させてしまう傾向が強くなってしまうことです。

ただし、「比較はやめよう、比較はよくない」と考えていても、気が付くと他者と自分を比較して落ち込んでいることが多く、比較をやめるのは、かなり難しいといえます。では、どうすればこうした「比較ぐせ」ともいえる、思考回路のくせを修正することができるでしょうか。

自分の理想の基準を持つ

第1ステップとして、心の中に「自分のものさし」をつくることです。自分の給料や自分の仕事の目標、日々の過ごし方の理想像など、他人との比較ではなく、自分が目指す基準をつくり、それを自分のものさしにします。そして比較は、必ず自分の基準(ものさし)との間で行うようにします。

第2ステップとして、気分が落ち込んだときは、「人と比較していないだろうか」と思考をチェックしてみます。

第3ステップとして、もし比較していたら、直ちに自分のものさしで、ものごとを捉え直します。こうすれば、落ち込むことも少なくなるでしょう。

この3ステップ法は、人から、自分と誰かを比較された場合にも、ぜひ使ってみてください。たとえば、上司から「Aさんは業績を上げたね。あなたも見習ってがんばらないとね」といわれたときは、ものさしを取り出し、あなたが自分の目標としている内容と現状を比較し直してみます。そして自分が少しずつその目標に向かって努力しているのであれば、それでよしとします。

世の中は常に上下を決めたがるものです。でも、自分の理想とする基準に向かって進む人は、人と比較せず、人を比較しないことで、心豊かに過ごすことができるといえるのです。

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