気付かずに進行する膵臓の病気:膵臓がん

膵臓がんは治りにくいがんとされ、実際に治癒の目安となる5年生存率は、ほかのがんに比べて極端に低いのが現状です。膵臓がんのリスクを知り、少しでもでも早く見つけるための検査につなげましょう。

進行するまで無症状。腹部痛などはがんが広がってから

がん全体の治癒率は年々向上し、目安となる5年生存率は約69%(全がん・全病期の平均)となっています。そのなかで、膵臓がんは約11%にとどまっています。これは、膵臓がんが見つかりにくいことが大きな理由です。ただし、治療法は進歩しており、早期発見できれば生存率を高めることができます。

膵臓がんのうち、膵頭部のがんは黄担が出る場合もありますが、膵体部や膵尾部のがんは進行するまで無症状です。慢性膵炎でもみられる腹痛や腰・背中の痛み、体重減少、糖尿病の発症・悪化などの症状は、がんが膵臓の周囲の臓器などに広がったときに出やすいとされています。

また、たとえ検査を受けることがあっても、膵臓は胃などに隠れて検査しづらく、しかもリンパ節やほかの臓器に転移しやすいことなどが5年生存率の低さに影響しているとみられています。

とはいえ、リスクが高い人は人間ドックなどを活用して、定期的に検査を受けることが大切です。また、このような治りにくい膵臓がんに対しては、がんのリスクを減らすことも重要です。

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