メタボ解消のために「BMI」に注目

特定健康診査(メタボ健診)では、身長、体重、腹囲を測定し、「肥満」や「やせ」を判定しています。このうち、身長と体重から算出するBMIは、国際的にも広く用いられている肥満の判定基準です。

病気になりにくいBMI22を目標に

肥満は、からだに脂肪が過剰に蓄えられた状態です。現在、肥満の判定にもっともよく用いられているのがBMIという体格指数による判定法で、[体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)]で計算します。BMIは、体脂肪量と相関関係があるとされています。

メタボ健診ではBMI25以上が肥満と判定されます。肥満の人が高血圧症、糖尿病、脂質異常症などをあわせもっていると、動脈硬化が進みやすくなります。肥満と判定されたら、食べ過ぎや運動不足を改善し、体重を減らすように努めましょう。

目標にしたいのはBMIが22になる体重です。この体重が、もっとも病気になる確率が低いといわれています。

●減量するとさまざまな健康効果が

肥満には、腹部の臓器の周囲に脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」と皮膚の下に脂肪がつく「皮下脂肪型肥満」があります。内臓脂肪型は高血圧症や糖尿病、脂賀異常症につながる危険な肥満です。

このためメタボ健診では、内臓脂肪型肥満を見つけるために腹囲を測定します。ただし、腹囲だけだと身長の低い人などの肥満を見逃す可能性があるため、BMIも算出してしいます。

メタボ健診で肥満あるいは肥満ぎみと指摘されたら、食事や運動習慣を見直しましよう。減量すると、血圧や血糖、血中脂質の数値も改善することがわかっています。

ただし、中高年の人が体重を減らしすぎると、病気のリスクが高まるので、BMIが20を下回らないように気をつけましよう。

食事で心がけたいこと

・満腹になるまで食べない

・ラーメン+ライスといった炭水化物の重ね食いをしない

・早食いをやめ、できるだけ20分以上かけて食べる

・甘いもの、脂っこいものを控える

運動で心がけたいこと

・今より毎日プラス1000歩を目指す

・テレビを見ながら、腹筋やスクワットなどの筋トレを行う

・運動の時間がとれないときは、家事でコマメに動く

・電車では座らず、立っているようにする

食べたものを記録して食生活の問題点を発見

「一昨日の夜に何をどのくらい食べた?」と聞かれても、細かいことは案外忘れているものです。食べすぎに気づくために、手帳やスマホなどにその都度食べたものを記録しておきましょう。朝昼晩の食事だけでなく、会社で配られたお菓子などのちょっとした間食や、甘い飲みもの、お酒などをすべて書き出します。

1日を振り返ってみると、意外に食べすぎていることを自覚できたり、野菜不足など偏食の問題点にも気づくことができます。肥満の人は主食(ごはん、パン、めん類)や主菜(肉、魚、卵など)が多くなりがちなので、副菜(野菜、きのこ、いも、海藻類)もバランスよくとるようにしましょう。

スポンサーリンク


  • このエントリーをはてなブックマークに追加